業績の不振が続く大手半導体メーカーの「ルネサスエレクトロニクス」は、官民で作るファンドの「産業革新機構」などから合わせて1500億円の出資を受け入れたと発表し、国が主導する形で経営の立て直しを図ることになりました。
発表によりますと「ルネサスエレクトロニクス」は30日、「産業革新機構」と、トヨタやパナソニックなどの大手企業8社から合わせて1500億円の出資を受け入れました。
この結果、ルネサスの筆頭株主は株式の69%を保有する産業革新機構に移り、機構はルネサスに社外取締役を送り込んで経営の状況をチェックすることにしています。また、機構は今回の出資とは別に500億円を用意し、必要に応じて追加の出資や融資を行うとしています。
9月30日 16時