東京株式市場で日経平均は大幅反発。1万2400円台を回復した。キプロス・ショックに伴う前日の大幅安の反動や、為替が一時1ドル95円台後半と円安に再び振れたことで安心感が広がった。電機や自動車などの主力輸出株に加え、20日にスタートする黒田日銀体制下での追加緩和への期待から金融株など内需関連も堅調で、ほぼ全面高の展開だった。財政悪化に陥ったキプロス支援策が預金者に負担を求める内容となり、前日の日経平均は340円安と今年最大の下げとなったが、不安感の高まりは一時的なものにとどまった。寄り付き前の外資系証券6社経由の注文状況が10営業日連続で買い越し観測となるなど、需給面は良好。海外勢からの資金流入も引き続き見られたという