今年の春闘が29日、事実上スタートしましたが、こうした中、甘利経済再生担当大臣がデフレ脱却に向けて民間企業に対し、賃上げの検討を強く要請していく考えを示しました。 「(民間企業に対し賃上げの)さらに強い要請もしていきたいと思うし、いろんな機会も作っていきたい」(甘利明経済再生担当大臣) また、甘利大臣は「デフレ脱却の環境整備に政府は取り組んでいる」と述べて、「消費」「生産」「所得」が停滞する負の連鎖を断ちきるための政策に政府として積極的に取り組む姿勢を強調しました。 ただ、その一方で、「デフレ脱却による果実をどう分配していくかには順序が当然ある」と述べて、当面は賃上げではなく、雇用の維持・安定を優先させたいとする企業側への配慮もにじませています・・・