日銀の白川総裁は全国32の支店長を集めた会議で、「日本経済がデフレから早期に脱却し、物価安定のもとで持続的成長経路に復帰することが極めて重要な課題である」と、デフレからの脱却に向け、金融政策に総力を挙げる姿勢を強調しました。さらに、安倍総理が「2%の物価目標」を日銀に求める中、白川総裁は「金融緩和を間断なく推進していく」と協調する姿勢を見せました。 一方、4月に任期を迎える日銀総裁人事について、安倍総理は15日午後、官邸に金融の専門家らを集め、本格的な検討をスタートさせます。注目の人選については、元財務事務次官の武藤敏郎大和総研理事長や岩田一政日本経済研究センター理事長らが有力候補として挙がっています。(15日11:43)