新規上場企業は、リーマン・ショックの影響で2009年はわずか19社でしたが、3年連続で増加し、2012年は48社となりました。東京証券取引所などが、市場活性化のために新規上場を推進していることが要因です。新興企業向けの東証マザーズには23社が上場し、女性向けサービスや地方企業が増加し、個人投資家などの人気を集めています。20日に上場したミドリムシを使った食品原料を製造する「ユーグレナ」は、公募価格1700円に対して初値が3900円となりました。また、今年最後の上場となった住宅地盤の解析や品質証明を手掛ける「地盤ネット」も、公募価格720円に対して初値が1412円をつけるなど、秋以降に上場した企業は値上がりが目立っています。