17日の東京株式市場は続伸した。日経平均株価の終値は、前日比69円74銭高の9162円50銭。終値ベースで5月8日(9181円65銭)以来3カ月ぶりの高値水準となった。

 午前終値は、前日比57円高の9149円だったが、午後はさらに上昇。この日の高値は88円高の9181円と、9200円をうかがう水準まで上げた。こちらも取引時間中としては5月8日以来の高値水準となった。

 終盤も9100円台後半を維持して値動きした。連日大きく上げている週末だが、利益確定の買い戻しによる値下がりは終盤も見られなかった。

 円相場は対ドルが79円前半、対ユーロが98円近辺で、いずれも朝方より軟調となっており、投資家の好感が続いている。

 アジア株式相場は上海、台湾、韓国が下げている。

 東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比6.69ポイント高の765.81。出来高は概算で17億4625万株。売買代金は9629億円だった。東証1部銘柄の騰落は値上がり1074、値下がり426、変わらず174。

 業種別TOPIXは食品だけが1%超を下げたが、他は増加や微減だった。

 売買代金はシャープが380億円と突出して多かった。次が三井住友フィナンシャルグループで221億円。以下、三菱UFJフィナンシャル・グループ、トヨタ自動車、ファナック、日立製作所と続いている。以上の6銘柄はすべて値上がりした。