週末27日のニューヨーク株式市場では、欧州中央銀行(ECB)が債務危機拡大を抑えるために国債買い取りを再開するとの期待が高まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均が大幅続伸、1万3000ドルの大台を約2カ月半ぶりに回復して引けた。終値は前日比187.73ドル高の1万3075.66ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は64.84ポイント高の2958.09で取引を終えた。
スペインの国債利回りが危険水域で高止まりする中、ECBが国債購入を再開すれば、「(市場の混乱が深刻化しないよう)時間稼ぎができる」(機関投資家)と期待が広がった。
スペインの国債利回りが危険水域で高止まりする中、ECBが国債購入を再開すれば、「(市場の混乱が深刻化しないよう)時間稼ぎができる」(機関投資家)と期待が広がった。