富士山を世界文化遺産に!
6月30日には富士山の開山前夜祭が盛大に行われ、いよいよ7月1日は富士山のお山開きです。今年も登山シーズン中には多くの観光客や登山客が訪れ、富士五湖周辺地域も本格的な夏の観光シーズンを迎えます。
富士登山は、現在では五合目まで車で上り、そこから徒歩で頂上を目指すスタイルが一般的ですが、麓から五合目へとつづく道を富士山の歴史を感じながら、林の中をゆっくりと歩く、そんな登山を楽しむこともできます。今回から2回に分けて、吉田口遊歩道・吉田口登山道を紹介します。
・北口本宮富士浅間神社
吉田口登山道(構成資産候補 富士山域の構成要素)は北口本宮富士浅間神社を起点とし、富士山頂を目指す道です。ここから馬返しまでの登山道は車道になっています。
また、吉田口遊歩道が大塚丘の南側から馬返しまでの区間で整備されており、林の中をゆっくりと歩くことができます。
・大塚丘
北口本宮富士浅間神社の登山門を出ると大塚丘と呼ばれる富士山を遥拝(ようはい:遠くから仰ぎ拝む)する場所が古くからあり、神社の背後から延びる登山道に沿った東側にあります。丘の登り口には鳥居が立ち、その付近に大塚碑、日本武尊(やまとたけるのみこと)歌碑などの石造物があります。また、丘の中心部に、山頂を背にして浅間明神を祀る石祀(せきし:石のほこら)も残されています。
・中ノ茶屋
最初に目指すのは「中ノ茶屋」です。「北口本宮富士浅間神社」と、さらに先の「馬返し」とのちょうど中間にあることから、その名がつきました。神社からはおよそ3.8km、時間にして約80分といった距離です。「中ノ茶屋」周辺には富士講登山者の足跡がたくさん残っています。
・大石茶屋
中ノ茶屋と馬返しの間に位置します。大石茶屋の由来は、河口湖の大石地区の人が小屋の持ち主であったとか、この付近に大きな石が多く見られることからそのように呼ばれるようになったとされています。
大石茶屋跡の向かいには、レンゲツツジの群生地があり、開花シーズンにはオレンジ色の花を咲かせ、登山者を楽しませてくれます。
・「馬返し」の先からはじまる真の富士登山
「馬返し」とは、文字通り、「ここまでは馬で登ってきて良し、しかしここから先は、歩いて登ること」という意味が込められた分岐点のことです。以前は荒れた状況になっていましたが、現在はかつての景観に復元され、吉田口の拠点になっています。中ノ茶屋からおよそ3.8km、時間にして約90分といった距離です。
市では、今年も7月1日(日)~8月31日(金)の合計62日間馬返し(大文司屋)で、「富士山お休み処」を開放し、ボランティアの皆さんにより湯茶サービスや登山案内などの情報を提供します。
富士山のご案内 富士山ガイド.com http://www.fujisanguide.com/forms/top/top.aspx
みんなで盛り上げよう世界の富士山
ユネスコ世界遺産委員会開催まであと1年
6月30日には富士山の開山前夜祭が盛大に行われ、いよいよ7月1日は富士山のお山開きです。今年も登山シーズン中には多くの観光客や登山客が訪れ、富士五湖周辺地域も本格的な夏の観光シーズンを迎えます。
富士登山は、現在では五合目まで車で上り、そこから徒歩で頂上を目指すスタイルが一般的ですが、麓から五合目へとつづく道を富士山の歴史を感じながら、林の中をゆっくりと歩く、そんな登山を楽しむこともできます。今回から2回に分けて、吉田口遊歩道・吉田口登山道を紹介します。
・北口本宮富士浅間神社
吉田口登山道(構成資産候補 富士山域の構成要素)は北口本宮富士浅間神社を起点とし、富士山頂を目指す道です。ここから馬返しまでの登山道は車道になっています。
また、吉田口遊歩道が大塚丘の南側から馬返しまでの区間で整備されており、林の中をゆっくりと歩くことができます。
・大塚丘
北口本宮富士浅間神社の登山門を出ると大塚丘と呼ばれる富士山を遥拝(ようはい:遠くから仰ぎ拝む)する場所が古くからあり、神社の背後から延びる登山道に沿った東側にあります。丘の登り口には鳥居が立ち、その付近に大塚碑、日本武尊(やまとたけるのみこと)歌碑などの石造物があります。また、丘の中心部に、山頂を背にして浅間明神を祀る石祀(せきし:石のほこら)も残されています。
・中ノ茶屋
最初に目指すのは「中ノ茶屋」です。「北口本宮富士浅間神社」と、さらに先の「馬返し」とのちょうど中間にあることから、その名がつきました。神社からはおよそ3.8km、時間にして約80分といった距離です。「中ノ茶屋」周辺には富士講登山者の足跡がたくさん残っています。
・大石茶屋
中ノ茶屋と馬返しの間に位置します。大石茶屋の由来は、河口湖の大石地区の人が小屋の持ち主であったとか、この付近に大きな石が多く見られることからそのように呼ばれるようになったとされています。
大石茶屋跡の向かいには、レンゲツツジの群生地があり、開花シーズンにはオレンジ色の花を咲かせ、登山者を楽しませてくれます。
・「馬返し」の先からはじまる真の富士登山
「馬返し」とは、文字通り、「ここまでは馬で登ってきて良し、しかしここから先は、歩いて登ること」という意味が込められた分岐点のことです。以前は荒れた状況になっていましたが、現在はかつての景観に復元され、吉田口の拠点になっています。中ノ茶屋からおよそ3.8km、時間にして約90分といった距離です。
市では、今年も7月1日(日)~8月31日(金)の合計62日間馬返し(大文司屋)で、「富士山お休み処」を開放し、ボランティアの皆さんにより湯茶サービスや登山案内などの情報を提供します。
富士山のご案内 富士山ガイド.com http://www.fujisanguide.com/forms/top/top.aspx
みんなで盛り上げよう世界の富士山
ユネスコ世界遺産委員会開催まであと1年