自民、公明両党は1日夕、内閣不信任決議案を衆院に共同提出する。2日午後の衆院本会議で採決される見通し。これに対し、民主党執行部は不信任案否決を目指し、小沢一郎元代表を支持する「反菅」勢力などの造反阻止に全力を挙げる。ただ、鳩山由紀夫前首相が5月31日夜の菅直人首相との会談で、退陣を求めていたことが判明。首相の進退をめぐる、与野党や民主党内の攻防はヤマ場にさしかかった。
 民主党幹部によると、鳩山氏は会談で「挙党態勢、国民のための政治のため協力してほしい。党を分裂させてはいけない」と述べ、自発的な辞任を求めたが、首相は拒否した。首相は1日午前の参院本会議で、2011年度第2次補正予算案の今国会への提出と今月22日までの会期の延長について「前向きにしっかりと検討したい」と表明。政権維持に重ねて意欲を示した。一川保夫氏(民主)への答弁。
 自民党の大島理森副総裁は1日午前、不信任案提出について「国民に菅首相のリーダーとしての不適格性をしっかりと示す」と記者団に語った。公明党の山口那津男代表は党会合で「菅政権にこれ以上、政権運営、震災対応を任せると被災者の利益、国益を損なう」と強調した。
 同日は、首相と自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口氏による党首討論が午後3時から45分間行われる。この後、谷垣、山口両氏は党首会談を開き、不信任案提出を確認。野党党首会談も開いて各党に協力を呼び掛けた後、不信任案を共同提出する運びだ。ただ、一連の日程がずれ込めば、提出が2日に先送りされる可能性もある。 



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内閣不信任案
•議会が内閣を信任しない旨を決議するよう議会に提出する案。現行憲法では衆議院がこの案を可決したときには内閣は10日以内に衆議院を解散するか、または総辞職しなければならない。