参院選の日程が24日公示、7月11日投開票で固まったことを受け、各市町村選管は11日、中断していた日程入り印刷物の発注など本格的な準備に入った。二転三転する日程の報道にやきもきしていた担当者たちからは安堵(あんど)の声が聞かれた。
 甲府市選管は11日朝、投票日が「7月11日」と記載された投票所入場券の印刷を業者に発注した。入場券は期日前投票が始まる公示日翌日に有権者の手元に届くことが望ましく、同選管の望月秀人事務局長は「発注から2週間はかかるので今がタイムリミット。とにかく決まってくれてよかった」と胸をなで下ろす。
 「7月25日でなくて助かった」と話すのは、同月22、23の両日に市の一大イベント、富士登山競走が開催される富士吉田市。毎年約200人の職員が動員されるため、投開票日が25日となった場合、選挙準備にあたる人員が足りなくなる恐れがあった。同市選管の榊三男書記長は「若い職員は富士山頂のパトロールなどにあたるので、山から戻ってすぐ選挙ではバテバテになるところだった」と話す。
 県選管は「当初の想定通りでほっとしている。日程がずれれば各市町村で会場確保が困難になる恐れもあったが、今後は大きな混乱なく進められそう」と話している。


(°∀°)b。