みんなの党が存在感を見せ始めている。20、21両日の朝日新聞の世論調査では、今年夏の参院選の比例区投票先を尋ねた質問で、公明、共産4%、社民1%に対し、3%と健闘。公明党とは政策協議で合意した。参院選では民主、自民両党に飽き足らない無党派層の支持を集め、「台風の目」となる可能性もある。

 昨年8月の総選挙直前、渡辺喜美代表らが結党。衆院5人、参院1人の小所帯ながら、脱官僚や地域主権などの「アジェンダ(課題)のもとに集う政党」(渡辺氏)。総選挙では比例区で社民党とほぼ同数の約300万票を獲得した。最近の報道各社の世論調査で支持が上向いていることに渡辺氏は「驚きましたね。でも大化けするかもしれませんよ」。