岡田克也外相は12日午後(日本時間同日夜)、イスラマバード市内のセレナホテルで、記者団の取材に応じ、来年1月に根拠法の期限が切れるインド洋における海上自衛隊の給油活動について、活動継続のための新法を臨時国会に提出するかどうかについて「われわれは単純延長しないと言ってきたが、それ以上、それ以下でもない。ただ、現実問題として国会日程は窮屈だ。臨時国会でというのは、いろいろ調整が必要になる。現実には難しい問題だ」と述べ、新法を制定するにしても臨時国会への提出は困難だとの認識を示した。

 岡田氏は給油活動継続について「絶対ノーとは言っていない」と含みを持たせたことがあったが、臨時国会への新法提出が困難との見解表明は、根拠法の期限が切れる来年1月以降は一時的に海自を撤収して給油活動を中断することもやむを得ないとの認識を示したものだ。

 給油活動をめぐっては、長島昭久防衛政務官が、国会の事前承認を求める法改正を経て給油継続を図る必要があるとの見解を表明していた。

 岡田氏は記者団に対して、12日のパキスタンのクレーシ外相との会談で給油活動に関して(1)延長には新法が必要(2)民主党は従来、国会で反対してきた(3)連立与党の中で社民党が強く反対している-ことを説明したことを紹介。

 給油活動とアフガニスタンやパキスタンへの支援策との関連について、「日本のマスコミは給油活動が好きだが、それと切り離して、もう少し世界的な視野でみれば、テロの温床になっているパキスタンとアフガニスタンの国境地帯にどう働きかけをしていくのか。どう支援をしていくのかということは世界的な関心事だと改めて感じだ」と述べ、給油活動とアフガンやパキスタンとの支援問題は切り離して考えていくべきだとの認識を示した。


じゃあ、行ってみなさいガーン
テロの温床になっているパキスタンとアフガニスタンの国境地帯へ行くのと、給油活動するのと、
違いがわかりますから。
体験すると、よくわかりますよ。