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・外部不経済の代表格が「公害」

CO2をはじめとした温室効果ガスの排出が、地球温暖化の主因とされます。結果、経済活動に影響を及ぼしていますが、経済学の視点で見ると、温室効果ガスの排出は「外部不経済」と考えられます。
売り手と買い手が取引をして、モノやサービスなどのやりとりをする場所を、経済学では「市場」と読んでいます。しかし、人や企業に影響を及ぼすことがあります。これを「外部効果」と言います。外部効果には「よい影響」を及ぼすものと「悪い影響」を及ぼすものがあり、前者を「外部経済」、後者を「外部不経済」と新古典経済学のアルフレッド・マーシャルが名づけました。
温室効果ガスの排出が「悪い影響」であることは、言うまでもありません。ここ数年、巨大なエチゼンクラゲが日本沿岸に大量発生し、漁業に大きな打撃を与えていますが、これは地球温暖化が原因の一つとされています。漁業を営む人に「外部不経済」が及んでいると考えられるのです。

すなわち、温室効果ガス排出は悪い影響ですから、そのガスの排出による影響によって、地球温暖化していて、それによってエチゼンクラゲが大量発生して、漁業に大きな影響を与える事になってしまい、結果的に「外部不経済」となります。

「外部不経済」が存在する場合は、自粛を求めるなどの発生者のモラルに頼る対策では、あまり効果は期待できません。経済学者のアーサー・C・ビグーは「ビグー税」の導入を提案しています。「外部不経済」の発生者に税金をかけて、被害者側の対策にあてようという構想です。先進国にそれぞれ目標量を示して、温室効果ガス削減を義務付けた「京都議定書」は、約束期間内に目標が達成できなければ、さまざまな罰則を受けることになります。ビグー税の考え方を、さらに発展させた抑制策と言えます。こうして見ると、CO2排出量トップをいくアメリカが京都議定書から離脱していることは、あまりに身勝手だと思えます。アメリカが参加しない限り、「外部不経済」は続くことは明らかだからです。


温室効果ガスの排出の排出が、なぜ嫌われるのかわかりましたかドクロ
決まっているからでは、困りますよ。ますます、制限が増えますよ。
まぁ、直接記事には関係はありませんが、温暖化防止のために富士吉田市もゴミには厳しくなりました。

近年、地球温暖化は深刻な地球環境問題として位置づけられ、各自治体ごと積極的に抑制するための取り組みが行われています。
 富士吉田市は、これまでISO14001の取り組みの中で、本庁舎を中心にしたエコオフィス実行計画に基づき、省エネ・省資源活動を率先して行っています。この富士吉田市地球温暖化防止実行計画によって、市の出先機関から教育施設にまで取り組み範囲を拡大して、地球温暖化の原因物質である温室効果ガスの削減に努めています。

富士吉田市の地球温暖化防止計画はコチラ
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http://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=899