今年9月に予定される自民党総裁選を前倒しし、7月20日投開票の日程で麻生太郎首相(党総裁)に代わる新総裁を選ぶ案が、自民党内でささやかれている。7月12日投開票の東京都議選の敗北を想定し、同28日の今国会最終日までに首相指名選挙を行い、新総裁の下で衆院選に臨みたいとの願望が込められているようだ。ただ、麻生首相は前倒しを明確に否定しており、現実になるかは不透明だ。

 「7月20日ごろに総裁選を行うという感覚で、われわれは動いている。都議選後に麻生降ろしが激化するのは間違いない」

 総裁選前倒しを主張している自民党中堅議員は、こう語る。都議選で民主党に第一党の座を奪われれば、首相は退陣せざるを得ないとみているのだ。「7月20日」説には「党執行部の一人が口にした」(町村派議員)との尾ひれまで付いている。政府関係者は「今国会で首相指名を受けた新総裁が組閣をして解散するには、会期末が7月28日であることを考えれば、7月20日がタイムリミットだ」と解説する。

 党総裁公選規程は、一般党員が投票する総裁選の場合は投票日の12日前までに告示すると定めている。このため、20日投開票なら都議選前の告示となってしまうため、この場合、一般党員が参加しない両院議員総会による選出となる。

 一方、事実上の総裁選前倒しを求めて署名活動をしてきた清水鴻一郎衆院議員ら「総裁の信任投票を実施する会」は25日、初会合を開いた。だが、出席は清水氏を含め4人で、うち2人は署名に反対を表明して退席。清水氏は記者団に「都議選に悪影響を与えたくない」として、都議選終了まで活動を凍結する考えを示した。


ところで、誰か麻生首相の次の人は(日本を背負う人)、いるのかなぁガーン