与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は2日の閣議後会見で、日本経済は1-3月が「底打ちの時期だったと思う」などと述べた。与謝野氏はこれまでも「最悪期を脱した」などと発言していたが、今回は事実上の「底打ち宣言」といえる。与謝野氏は合わせて、4~6月期以降は景気が上昇し、年末から来春にかけて日本経済が回復軌道に乗るとの認識を示した。
[表でチェック]日本の景気に対するエコノミスト5人の見方
1日には日本経済全体の需要と供給の差である「需給ギャップ」が1~3月期に過去最悪のマイナス8・5%(約45兆円)に広がったことが明らかになったが、これについて「大変な状況にあることを示す数字だが、たぶんあの時期(1~3月期)が底打ちの時期」との見方を示した。
また、鉱工業生産指数は2カ月連続で上昇するなど足元の生産が回復していることに触れ、「生産は明らかに各分野で回復し始めた」と述べる一方で、経済危機前の水準に回復するには「来春までかかるのではないか」と指摘した。
[表でチェック]日本の景気に対するエコノミスト5人の見方
1日には日本経済全体の需要と供給の差である「需給ギャップ」が1~3月期に過去最悪のマイナス8・5%(約45兆円)に広がったことが明らかになったが、これについて「大変な状況にあることを示す数字だが、たぶんあの時期(1~3月期)が底打ちの時期」との見方を示した。
また、鉱工業生産指数は2カ月連続で上昇するなど足元の生産が回復していることに触れ、「生産は明らかに各分野で回復し始めた」と述べる一方で、経済危機前の水準に回復するには「来春までかかるのではないか」と指摘した。