昨日からファイナルが始まって、さらにショパンコンクールに盛り上がっている我が家です。
今日は、ユーリャの演奏もあって、ちょっぴりドキドキもしながら見守った私たちでした。
ワルシャワとモスクワの時差は+2時間で、日本からに比べると随分聴きやすい時間にコンクールが行われているため、その様子はほぼ連日ライブで聴いてきました。
明日が最終日というのが寂しいくらい楽しんでいます。

さて、ユーリャのピアノ協奏曲第1番。やっぱり優等生ユーリャらしい信頼できる堂々とした演奏でした。
エレーナ先生も、今日は、ユーリャの演奏を聴くためレッスンを早めにきりあげてお家に戻られていて、演奏の後はすぐにお電話がかかってきました。
音楽家としての客観的な的確な意見はもちろん尽きませんが、ユーリャの優れているところ足りないところ全てを知っていらっしゃる先生だから言える言葉もあります。
自分の力の全てを集めて出しきったユーリャを、心から尊敬する‥‥。
私も全くの同感です。そんなユーリャに心からおめでとうと言ってあげたいです。

ところで今日最後に演奏したオーストリアのヴンダー君‥‥。
惹き付けられました。
演奏の途中に『聴いてる?』と、電話をきったばかりの先生からも再びお電話。
第3楽章でさらに気持ちは盛り上がって、これまでは難しそうとしか思えなかった旋律を、あんなに喜びに満ちた音で奏でることが出来るなんて、スゴイ。 
大きな幸せをもらったようでした。
最後の音がまだ会場に響き渡っている中、待ちきれないように会場からはブラボーの嵐。会場中がスタンディングオベーションで惜しみない拍手をおくっていました。

私自身は音楽家ではなくて専門的なことは実はわかりませんが、最後まで心をつかんで夢中にさせてくれる演奏、もっともっと聴きたいと引き込まれていく演奏は、それだけで十分、ありがとうって心から思えるのでした。

明日はいよいよ最終日。どんな演奏が聴けるのか楽しみです音譜