今回、まこぺちが大好きなドラゴンの“ぬいぐるみ”を作ることにしました。

犬とか猫とか既存の生き物ではないため、デザインを考えるところから始まるので楽しかったです!

今日は、お裁縫の工程に至るまでの準備段階をお届けしまーす


①デザインを決める

①設定画

ルーズリーフに落書きして、イメージを固めていきます。

耳がデカくて、尻尾が長くて、2.5頭身で・・・など、大まかなことは決めていたはずなのに、なかなかにデザインが暴れてますねwww

結局、ケモノっぽいやつではなく、より爬虫類っぽいやつ(右上あたり)に落ち着きました。




②設計図を描く
②設計図

まず側面図から描いていきます。

鼻の形とか、パーツの取り付け位置とか、いきなり正面だとイメージしにくいので・・・。

次に、側面図を隣に置いて正面図を描きます。各パーツの高さ(位置?)が正面図と側面図とでズレがあると、あとあと「こりゃどこに付けたらええんや!?」となるので、定規などでアタリをとりながら正面図を描くのがポイント。


・・・・・・って、なんだこの複雑な形は!!wwwww

ヒレ類多すぎやろwwwww鼻先だってこれどうやって作ったらええんや!!www

平面的な紙から、この立体物の型紙をおこすイメージが全く湧かん・・・・・・

ということで、今回のぬいぐるみ製作は型作りから始めることに・・・・・・!!




③粘土型を作る

③新聞紙玉
設計図と照らし合わせながら、粘土型を作っていきます。

まずは粘土の節約と変形防止のため、芯を作ります。丸めた新聞をガムテープでぐるぐる巻き。


③粘土でくるみました
芯を油粘土でくるみ、設計図通りの型を作ります。

この時、側面図の形からつじつまを合わせていくのがポイント!!

横向きの形が完成してから、正面向いた時の形を作っていきます。

これは球体関節人形を作るときも同じだよって聞いたことあるよ

どうせ型紙に直すときに微調整とかできるので、大雑把な形で大丈夫。きっと。




④型紙を取る
④張り子

粘土型ができたら、ティッシュとかラップとかで型を包んだ後に、ガムテープを貼り付けていきます。
ガムテープで張り子を作るイメージですな。


④線引き
次に、このガムテープ張り子を解体します。

実際のぬいぐるみの構造を参考にしつつ、縫い目にしたい位置に線を引いていきます。


④張り子解体
カッターを使って、線で切り離し。

その後、できるだけ平らになるように切り込みを入れていきます。

これがいわゆるダーツになる部分ですね


④型紙化
バラバラ張り子のふちをなぞるようにして、型紙をおこしていきます。


④型紙化final
いつでも誰でも量産できるように、今回はComic Studioを使ってざっくりとデータ化してみました。

(↑合印とか毛の向きとか何も書いていない試作段階ですがw)

耳やヒレ、腕など、同じ形の2枚を縫い合わせるだけのパーツは、粘土に頼らずにいきなり紙から型紙を作りました。その方が楽だもの。

(ちなみに、脚は複雑すぎてメカニカルになってしまいそうだったので、このタイミングでシンプルな貼り合わせ型パーツに変更されました・・・。orz)

ところで頭を構成するパーツだけで15パーツ(裏表合わせて)あるってマジかこれ


※なお、この型紙の作り方は、こちら を参考にした先人の知恵の結晶でございます



⑤試作品を縫う

型紙通りに作って、果たしてちゃんとイメージ通りの形になるのか、試作品で確かめます


というのが定石なのはわかっているのですが、

こんな複雑なのを2個も3個も連続して作りたくありません。←

まこぺちはここをすっ飛ばして、いきなり本番用の布から製作を開始しました。おかげで、途中で何度もつじつま合わせなくちゃいけなくなって苦労したけどな

時間と気力のあるお方は、必ず安い無地の布などで試作品を作りましょう!!




次回は完成品を披露したいでーす!