2008年3月26日(水)  教材について

ここ数年、他のお教室から移ってこられる生徒さんが増えています。

きっかけは、いらしている生徒さんのお友達だったり、
私の友人のお子さんだったり、知人の紹介だったりと様々で、
それまでの先生も、様々ですが、
なぜか、ほとんどの方が、それまでの教材が、「バイエル」でした。

それも、バイエルのみ、という方が、圧倒的に多いのです。

先生によっては、「バイエルが基本だから、これが弾けないと、
他の曲は、何も弾けません」と言われたとか・・・。

基本、基礎、の定義については、また、後日あらためて書くつもり
ですが、バイエルが、基本というのは、少々?違っていると思います。

その昔、日本に、ピアノが入ってきた頃、
教材は、バイエルしか、ありませんでした。
(ちなみに、バイエル、というのは、ドイツの作曲家の名前です。
バイエルさんが作った教本が、バイエルピアノ教本。)

それから、少なくとも100年は経っています。
その間、フランスや、アメリカ、ロシアの教材等々、
いろんな国の教材が入ってきて、
そして日本オリジナルの教材も、生まれてきました。
今、楽器店に行けば、ありとあらゆる教材が溢れています。

年齢別の導入教材、また、その後の進度に合わせて、一人一人、
その生徒さんに合った、教材選びも可能な時代です。

そして何より、今の時代の子供達の感覚にマッチした、
魅力的な曲が、数え切れないほどあります。

なのに、なぜ、あえてバイエル???

私個人としては、非常に理解に苦しむところではありますし、
事実、移ってきて、バイエルをやめた途端、
何と生き生きとピアノを弾き始める生徒さんが多いことか・・・!

いえ、決して、バイエルを否定するわけではありません。
バイエルも、使い方によっては、とても魅力的な教材だと思います。

いかに効果的に使うか、そこが大事なのではないでしょうか。

一人一人に合った教材を見極めるのは、確かに大変なことです。
そのためには、常日頃からの、教材研究も欠かせませんし、
普段のレッスンでの見極めも、重要なポイントになってきます。

何の教材を使うにしても、教えることは、同じです。
どうアプローチするかが、違うだけなのです。
より、その生徒さんに、アプローチしやすい教材を、
いかに見つけるか、そこが、教材選びのポイントだと、
私は思っています。

そのために・・・、
楽譜を買い込み、教材研究会にも参加し、セミナーを聴きに行き、
楽曲研究も怠ることはできません。
お金もかかるし、時間もかかります。

でも、人に教えるってそういうことではないでしょうか?
自分が持っているだけの知識では、与えるだけでは、
いつか、与える物は、無くなってしまいます。
自分への投資も必要です。

これでよし、というのは無いからこそ、
次から次へと、新しい教材が生まれ、ありとあらゆる研究が
なされているのだと思います。
それらを利用しない手はないですよね。

大変だけど、教材選びも、また楽し♪です。

でも、そのうち、うちの楽譜棚に、楽譜が入りきらなくなりそう・・・^^;


作成者 makopiano : 2008年3月27日(木) 00:28


2008年3月10日(月)  新規入会に関しまして

春からの新規入会を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
何件か、お問い合わせもいただいておりますが、現在のところ、
レッスンの空き時間が、ほとんど無い状況になっております。

それでも、お引っ越しや、進級に伴う事情などにより、
退会・休会される方も、時として無いとは言えません。
たまたまタイミングが合えば、すんなり入れる方もいらっしゃいますし、
なかなか曜日や時間の都合が合わなくて・・・という方もいらっしゃいます。

これも、ご縁あってのことです。
やる気のある、向上心のある生徒さんは、多少無理をして時間を作ってでも、
レッスンしたいと、私も思いますし、今までピアノが、
あまり好きではなかった方には、ピアノの良さを分かってもらえるよう、
レッスンしたいと、いつも思っています。

すぐは受け入れが出来なくても、いつの日か、ご縁があるかもしれません。
どうか、お問い合わせの際は、ピアノに対するお気持ちを、
お聞かせ下さいませ。
お役に立てる事があれば嬉しく思います。

なお、お問い合わせにつきましては、リンク欄のHP内、
「lesson」のページに、問い合わせ先がありますので、
そちらから、メールにてお願いいたします。


作成者 makopiano : 2008年3月10日(月) 01:16


2008年3月6日(木)  褒める、認める、待つ

練習の話に付随してもう一つ。

先日、指導者向けのセミナーに参加してきたのですが、そこでの話の中で、印象に残った言葉です。

褒める、認める、待つ

出来たら、もちろん、褒めてあげることが大切です。
それも、オーバーに!これでもか!っていうくらい、褒めてあげて下さい。


でも、頑張ってるけど、褒められるほどではない場合。

その時は、認めてあげましょう。

うまくいかなかったけど、頑張ったね、見ていたよ、と。


さて、頑張りも認められないとき・・・。

その時は、

待つ

だそうです。

ちょっと目から鱗でした。

これがなかなか待てないんですけどね(苦笑)

でも、私も、実践してみたいと思っています。


作成者 makopiano : 2008年3月6日(木) 14:33