秋の夜長でもまだ足りない | makoのWhat's New?

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「食いしんvocal」のゴキゲンな日々

いぶお久しぶりになってしまった更新。それなりに忙しくさせてもらっております。感謝☺︎


先日のライブ。やっぱり大好きな桂一さんのピアノ!そして哲男さんのブイシーなベース。


&客席のいい女


演奏もお客様との会話も、終了後のお酒も、全部楽しかったー!こちらのお店、次の出演は12月19日に決まりました。同じメンバーです。クリスマスナンバーをやるのが待ち遠しい。

また、11月はちょっと趣向を変えたライブをやるかもしれません。まだ頭の中だけで、漠然としていますが、決まりましたらお知らせしますね。

して、ぼちぼち秋冬モードに。今年はグレーのパンツが欲しかったのですが、期待していたセリーヌもフィットせず、振り出しに戻ってしまっておりました。が、世の中には素敵なものが溢れていますね。


メゾンマルジェラの逸品を発掘しました。ウエストのデザイン、片方だけのライン。ありそうでなくて、モードとベーシックの絶妙な交錯がたまりません。


満足照れ

後に、最近熱中した本をご紹介します。


山本周五郎の「ながい坂」。下級武士の子に生まれながら、人並み外れた努力で異例の出世を遂げる三浦主水正が、さまざまな妨害にめげず、大事を成していく様が描かれています。

人生というながい坂を、苦しみ悶えながら一歩ずつ踏みしめていく、成長の物語。坂を上がる過程で、見える景色(人間の内面)が変わっていくのがなるほど面白い。

周五郎の描く人間は、善悪が完全に切り離されていないところが好きです。悪には悪なりの苦悶があり、それこそが人間らしさ。作者のまなざしの優しさにあたたかい気持ちが溢れ、随所で披露される人生訓に、自然と励まされます。

撫でるような癒やしよりも、こういう作品がもたらしてくれる活力のほうが好きだなぁ。

社会に出ればそれなりに、他人から受けるストレスなどもなかなかにございます(笑)が、ながい坂の主人公のように人間を見つめられたら良いですね。

ここはゆるやかな坂だったのかーーーーーーー。夢中で歩いて来たがために気がつかないこともあるけれど、実はずっと坂を上っているのですね。主人公も。われわれも。

先週末から読み始め、秋の夜長でも夜が足りず、連日の朝寝朝起き。完読できて安心しました。やっと寝られる!