神楽坂の宝を失う | makoのWhat's New?

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「食いしんvocal」のゴキゲンな日々

先月末の話になりますが、神楽坂で好きな店・3本の指に入る「渡津海」が閉店(ご主人がリタイアされるそう)するので、最終日にお邪魔して来ました。

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この暖簾をくぐるのも、最後かと思うと切ない。

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このお通しだけでも満足できるほどのクオリティ。

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落ち着いた「大人のお店」であるため、いつもは撮影も控えましたが、この日は最後なので。鮎の塩焼き、野菜の炊き合わせ、新じゃがの唐揚げ。

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甘鯛の西京焼きは感動的な歯ごたえ。今までで一番の西京焼きだったかもしれません。自家製の塩辛は、あまり塩辛好きでない私も舌鼓。そしてこのアスパラ! 茹でてあるだけなのに、どんな工夫を凝らした一流レストランのアスパラ料理よりも衝撃的です。何故こんなに瑞々しく、美しい断面に仕上がるのか…ご主人の腕に感服せざるを得ません。

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そして、本当に最後になってしまうのが惜しい!!〆の焼きおにぎり。米粒ひとつひとつがふっくらしていて甘く、表面は香ばしい。このメニューはもう、他のお店で頼む気がしません。このレベルの味に出逢えるのだろうか…。

「特別なことは何もしていません」

と仰るのですが、それが悶絶するほど美味しい。凝った料理を出す和食店は何軒もありますが、「普通」の和食を気取らずに出してくれるこんなお店は、なかなかありませんでした。

神楽坂の至宝でしたね。寂しくなります。これから私は、和食を欲する折にどこへ行けば良いのでしょう? 難民だな~・・・

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記念にお品書きを頂戴したら、徳利とお猪口までくださって。大切に使わせて頂きます!

渡津海に出会えて、人生が豊かになりました。長い間、ありがとうございました。