透明人間にいつの間にかなっていた
知らぬ間に
寝ている間に
成っていた
この世は作り物に思えた
いつの間にか
死んでいてさ
誰かの独り言の前に
ぼくは座ってさ
話聞いてるだけで
会話はこの世で鳴って居なくて
ぼくだけが会話だと思ってて
誰かは知っていて
ぼくがこの世に居ないこと
知っていてさ
ぼくが知ってしまうと
消えてしまうから
伝えないだけ
シックスセンスみたいな
だから、
ぼくの知らないぼくの秘密を
皆知っていて
嘸かし生きているかのように
扱ってるんじゃないかと
心臓の音はするけれど
ぼくの心臓の音じゃないかもしれない
血は出るけど
それは血液じゃないかもしれない
でも、きっと
症状