ひょんなことからNetflixに入ったので、気になる映画をみてます。
といっても、映画は2時間くらい拘束されるので、休みの日にしか見れない。そして、そんな休みの日もなるべく外に出て歩いたり温泉行ったり写真撮ったりしたいので、なかなか映画の時間が取れてませんでした。コロナの影響も大きくなってきたことと、抜歯したからおうちでおとなしくしてる時間ができたので映画を見ることにしました。
テレビプロデューサーの佐久間宣行さんがとても評価してること、監督が劇団ひとり、キャストは大泉洋と柳楽優弥、題材はビートたけしときたら見ないわけにいきません。絶対面白いでしょ。トレーラー見た限りでも期待できたので見ることにしました。
毎度ながら、洋ちゃんの演技は好きだなぁと思います。渋いのやらせても笑えるのやらせても、情けなくてもお茶目さがあって、その役を見入ってしまう。大泉洋を感じつつも、役の人柄も感情移入できるというのか…今回も俳優大泉洋、やってくれました!すげぇ!と変な親心みたいなものを感じました。これは多分、札幌時代のチームナックスや劇団イナダ組の大泉洋を見てたせいだと思う。
大泉洋への感慨深さはこの辺にしといて、役の深見の愛情深さや昭和の芸人の粋な良さとその後の哀愁に心が持っていかれました。ビートたけしからみた師匠深見千三郎の姿なんだろうなあ。すごくよかった。
柳楽優弥くんのビートたけしもこれまたすごくて。没入したなぁ…少し始めに感じたものの、すぐに違和感なくなるのなんだろう…これまたすごい俳優さんです。タップダンスをするタケシの姿が、きらめいてた。多分、老齢のビートたけしは特殊メイクだと思うんだけど、これの違和感もそこまでなくてすごかった。特殊メイクじゃなかったらごめんなさい。
あ!あとね!ナイツの土屋さんが全然土屋さんに見えなくて、びっくり!!ツービートのキヨシだったよ…なんか花開いてる感じがすごい。あの山形訛りすごいナチュラルだったし。
ビートたけしの自伝としても、師匠深見千三郎との絆としても、浅草フランス座の物語としても、なんか、よかったなあ。
いいものが映画として残ったんじゃないかと勝手に感じました。その世代を知らなくても、うっすら知ってる私でも、楽しめるのだから。エンターテイナーってなんだろうな、お笑いってなんだろうなって思いを巡らすのも楽しいです。
Netflixに加入しないと見れないものだけど、これ見ただけでも入った価値はあったなと思いました。
