軽きに泣きてお散歩あゆめず | 天真散漫♪ まこまこ記

軽きに泣きてお散歩あゆめず

じんちゃんが亡くなり、七日ごとに実家に通っていたのだが、七日ごとの法要の際に、多くの人は何も考えずに念仏を唱え、また拝みながら成仏を祈り願うのだろうが、まこまこは、「くぅさんを連れていかんといて」という願いも込めていた。

 

介助にてQを持ち上げそのあまりかろきに泣きてお散歩あゆめず

 

あまりに軽くなったQさんを「かろきになきてさんぽあゆまず」と表現すると、うちの息子が「お散歩あゆめず、やな」と。

12月16日以来、 Queen はお散歩に出ていない。

 

ブログには書いていなかったが、Qさん13歳の誕生日の2日前(2020年11月11日)に、前庭障害を発症した。平衡感覚がおかしくなって、人間のめまいと同じように眼振が確認された。悪いほうの状態である頭尾軸で回るような暴れようで、自宅では、木製のサークルをマットや座布団でカヴァーして、車では後部座席をフラットにして座布団で四方を囲んで、Qさんが安全なスペースを確保しながらの介護だった。クリスマスまでの1か月半、そんな状態で、そこから生還した。

 

↑ふっくらしていたころのQさん

 

14歳になるころには、認知症、白内障を患い、夜泣きがひどくなったので、夜間は鎮静剤で眠らせる日々。店舗に連れて行くと、不穏な鳴き声を出しどおしで、ご近所からのクレームもあり、Qさんが一番落ち着いていられる自宅リビングで過ごすことになった。それまでは24時間いっしょにいたのに日中に離れて過ごす日々。14歳になる直前に衰弱した状態から生き返り、6月にも浅い呼吸から生き返り、「15歳まで頑張ろうねぇ」と声掛けしながら、体重も10㎏まで戻っていた。

 

↑リビングのローソファーが定位置 シンクロナイズド睡眠Zzzz

 

15歳になったころから、認知症が進み、LDK(18畳+パントリー2畳)の中でもソファーに帰れなくなったり、パントリーに迷い込んだり、パニックしたり。また木製サークルのお世話になるようになり、Qさんのスペースは2.5畳に限定されるようになった。足腰の衰えも目に見えてあり、お散歩の速度が遅くなり、距離が短くなり、20分かけて800mほどを朝夕に歩いていた。筋力の衰え、筋肉の減少があり、体重も前庭障害時に記録した8.8㎏の最低記録を更新した。じんちゃんの満中陰法要(四十九日)のころには、体重7.7㎏でアオ(ミーのネコ)より軽い状態。

 

↑この状態で落ち着いて寝ているww

 

12月末には、潰瘍性大腸炎で部分的に大腸が細くなっていることもあり、排泄が困難で、下痢、肛門脱や出血もあり、年末最終営業日まで動物病院に通う日々。

 

それでも、じんちゃんはQを連れて行かなかった。エライ!

それどころか「叔父を見送らなんだら死ねん」って言っていた懸念の大叔父(かなりの問題ある人物で90歳)を、法要2日前に連れて行ってくれた。エライ!!!

法要では、檀那寺の若さんの自宅法要デビューとお墓での納骨法要デビューもしていただいた。

葬儀のお坊様が一人だったというのににぎやかな法要だった。