紹介状をもって病院へ行ってきました
11時の予約だけど30分前には着きました。
緊張でパパとも会話がありません
初めての病院なので、院内キョロキョロ
初診受付をして婦人科へ。
番号呼ばれて…心臓バクバク…
診察室には、とても穏やかそうな優しそうな男性の先生がいました
「初めまして」先生とても丁寧な挨拶。
まだ画像など見ていないのに、私とパパはいろいろ聞いてしまって
「待ってね、まだ何にも見てないからね」
私とパパは焦って話してしまいました。
とりあえず、私とパパの話しを少し聞いたところで、旦那さんは一度外で待っててねと。
既往歴やアレルギー、家族構成や親族の既往歴などひと通りお話しして、次は診察と嫌いな内診
お腹のしこりをグイグイ押されて痛い痛い〜
しかも細胞をとるのでそれも痛い
その後、「お尻からもごめんね〜」って言われてお尻からも内診、またお腹押されて痛かった…
看護師さんにも言われたけど、出血していました。
「やっぱり腫れてるね〜
まずは、MRIの画像見てみましょう」
膀胱、子宮、子宮筋腫など説明を聞きながら、
「これが卵巣ね」
「えっ卵巣って子宮より大きいんですか」
「いえいえ、卵巣は親指の第一関節くらいで小さいんですよ、両方腫れてるけど左の方が大きいね」
「えっ両方腫れてるんですか」
「そうですね〜右も腫れてるね〜左の方が腫れて大きいね〜」
「大きさ何センチくらいありますか?」
「えーと、9センチ✖️10センチくらいですね、大きいです」
「はぁ…そうですか…」
画像を見たけどビックリすごく大きくなっていました。
先生は、はっきりガンとは言いません。
「手術してみないとはっきりしたことは言えません。でも90%は悪性の可能性が高いですね。脅かすようでごめんね」
「大丈夫です、覚悟してきました」
卵巣がんは進行がとても早くて、お腹の中に散らばってるかもしれない。だから手術でできる限り全て取る。腸も切るかもしれない。
「手術日は先におさえておきました。1番早くて3月8日、その後は4月になってしまいます」
私は気になっていたことを聞きました。
「あの…私は8年前に甲状腺がんになってから通院している病院があって、2年前には尿管結石でも手術して…通い慣れているしあちらの病院に行きたいと思ったのですが…」
先生は嫌な顔ひとつせず
「そちらの病院へ行きたいなら今紹介状書きますよ、セカンドオピニオンもできますよ。どちらでもいいですよ。ただ、そちらの病院へ行くなら、手術や今日の検査すべてキャンセルになります。どうしますか?」
すると、パパが、「どうするかお前が決めなよ‼︎」と…
書くと長くなりますが、パパは私が通院している病院に行かせたくて、こちらの病院へ来る前から不満そうでした。
診察室に入ってから少しして、先生が電話で席を外したことも気に入らないようで…
そんなこと大学病院ではあることなので、私はなんとも思いません。
この病院選びの話しは続きがあるのでまた書きます。
私はどうしようか…とっても悩みました。
今決めないといけないし…
先生は「うちの病院で最短で3月8日、そちらの病院ではおそらくもっと待つでしょう。紹介元の先生から連絡をもらった時に、その先生の言うことは間違いない、急いだ方がいいと思って電話をいただいた時点で手術日をおさえさせていただきました。そのあとは4月以降になってしまいます」
「ん…えーと…どうしよう…でも急がないといけないですよね…進行してしまいますよね…あちらの病院は2ヶ月以上待つと思うんです…
やっぱり早くした方がいいですよね。
先生こちらでお願いします先生よろしくお願いします」
私はこちらの病院に決めました
婦人科からの電話の時点で手術日をおさえてくれたと聞いて、診察もまだしてもらってないし、画像もみてないのに、とても良い先生だなぁと思いました。
ステージを聞いたら、画像の大きさからステージ1、2の可能性はないだろう…3以上だと言われました。腹水はなさそう。
この大きさになるのにどれくらいかかるのか
1年前の尿管結石のCTには卵巣に水と、子宮筋腫の診察の時には画像にはなかったと言われたことを伝えると、その時にはおそらくわからなかっただろうとのこと。
数ヶ月でこの大きさになった可能性が高く、だから急いだ方がいいんだよって。
昨年末くらいから、お腹のしこりには気付いてたけど子宮筋腫だと思ってたんだよね…
とりあえず、術前検査できるところまで今日予約をいれてくれました。診察前にも、予約取れなくなっちゃうから勝手に検査入れておきました‼︎って。
なんだかとても優しい良い先生だなぁ〜と思いました。
今日のCTの結果で、手術できるか、大きすぎて手術できない場合には、先に抗がん剤治療をしてから手術することになるそうです。
確定するのは再来週です。
いろいろ病気のこと治療のこと話し終わって
「何か不安なこと、聞きたいことあるかな
今日は多くのことはあえてお話ししていないんですよ。
たくさんお話ししても、きっとあまり覚えてられないかなと。
パニックで帰ったら何も覚えてない、思い出せないとかよくあるんです。
お家に帰ったらあれも聞きたかった、これも聞きたかったってなるんです。
だから、お家に帰ったら聞きたいことメモしておいてね。次に来る時にそのメモ持ってきて、なんでも質問して下さいね、答えますから」
話しを遮ったり偉そうな感じもなく、本当にとてもよくお話しを聞いてくれる先生です
「makoさんはとても落ち着いてますね、他の患者さんはもっとパニックですよ」
先生の優しい言葉に、ついに涙がポロポロ
「甲状腺がんの時はどうでしたか」
「甲状腺がんの時は、ガンだけど死ぬガンではなかったので…
今回は私死んじゃうのかな〜って…死ぬのは怖くないんですけど…治療頑張れるかなって…」
「大丈夫死なないですよ皆さん治療もして元気になってますよ一緒に治療頑張りましょう」
「はい…よろしくお願いします」
「帰るとね、あーここが痛い、あそこが痛い、ガンだから…ってなることがあると思うけど、それ、気のせいです‼︎痛くならないからね。じゃあ頑張りましょうね」
気のせいなんですねと最後は笑ってしまいました
そういえば、どのタイミングだったのか結構前にパパは診察室から出て行ってました
さあ、診察が終わったので、術前検査へ
2/16の日記より
お読みいただきありがとうございました