■あらすじ
●後藤…優等生的ポジだが暗い過去が
●井出…行動力抜群、俺様気質
●甲斐…クールビューティー
●千陽…中学生、コミュ障
●越智…フリーター、気が弱そうだが…
●安東…会社社長、わがまま
出オチ君、いきなりKILLされる
意識を取り戻すと見知らぬ天井…どころか見知らぬ部屋。
「ここどこ?そして同じ部屋にいるチミ達は誰」
後藤、越智、千陽は全く知らない者同士部屋に閉じ込められていた。
部屋には上下、そして左右にハッチが設置されており、ハッチを通って別の部屋に移動することが出来るんよ。
井出と甲斐が合流。
井出は部屋に靴を投げ入れて安全を確認し進んでいくという方法でこの変な部屋の数々をクリアしてきたんだって。
井出の行動力のおかげで部屋を進んでいく5人。
そこへ安東と言うおっちゃんが登場。
社長をしているという安東は、自分で動くのはイヤやけど人に指図されるのもイヤな人。
気の弱い越智なんかはもうヘコヘコ
井出が俺様っぷりを発揮してぐいぐい進んでいく中、後藤は部屋の出入り口に書かれた数字を発見。
この数字が素数の部屋にはトラップがあることも発見。
だが行けども行けども出口が見えない
なぜか初めの部屋に戻ってしまう。
おまけに越智のミスによりトラップで怪我をした安東がイライラ
男性更年期ってやつなのけ?
後藤も自殺した弟を救えなかったトラウマで身動き取れなくなったり。
そしてついに皆を引っ張ってきた井出がトラップにより死亡。
斎藤工君がシボンヌしちゃったら、あとはもうどうでもいいや(投げやり)。
後藤たちは部屋をクリアしていく中で、部屋が移動していることに気付く。
だが途中で越智・安東ペアと後藤チームに分かれてしまった。
後藤はその頭脳を使い出口を目指す。
一方、虐げられまくってた越智は、
「この部屋の中では、フリーターとは言え若くて体力もある自分の方が、外で社長でもここでは只のおっさんである安東より、上の立場ちゃうん?」と気づいちゃった。
…ので安東をKILLします。
巧い具合に正義漢後藤もおらへんし。
再び相まみえた越智と後藤チームだが千陽が越智の服に血痕があることを見抜いてしまった。
狂気の人と化している越智はトラップに引っかかりシボンヌ
後藤は千陽を甲斐に託しトラップの攻撃をその身で受けるのだった。
出口から出ていく千陽。
甲斐はそこに残り千陽を見送る。
甲斐はこの世界の監視人。
送り込まれた人たちの思考や行動をデータ化して取り込んでいるアンドロイド的な何か。
新たに送り込まれたメンバーと遭遇する甲斐。
地獄めぐりの同行者として彼女は「人」を調べていくのか。
そしてトラップでぼろぼろになっていたはずの後藤が、息を吹き返す…。
■おしまい
■感想
『CUBE』シリーズはほぼ観ております。
『CUBE』とは名ばかりのパチモンに捕まったことも多々。
パチモンに比べたら良く出来てるとは思うけど…。
有名な俳優さんを使ってるので生き残りメンの予想がつくのがなぁ。
あとグロくねーよ。
甲斐がものすごく感情の無い女性なんです。
焦りも怒りも何も無い。
悟ってるわけでもない。
常に傍観者。
そういうところから「こいつはアレやで」ってわかっちゃうじゃん。
こういうところに放り込まれてるのになぜ皆さん小ぎれいなのか。
菅田君がメンズビオレのボディシートを大量に持っていて皆に配っているのか。
水分やトイレはどうしているのか。
マダムなんかまず最初に「トイレトイレトイレ」言い出しますよ?
全体的に優等生仕様。
観てもらう方々の年齢をぶっちぎるわけにもいかず、こうなったのでしょうが、その辺の潔悪さが全体的に「おポンチ」な流れになってしまってるんじゃないかなぁ…。
それでもこれは「ジャパニーズ・CUBE」だとしたら、まぁ合格。
ほら、ジャパニーズはみんな善意と悪意の境界線があやふやで本音と建前の民族だからさ。
わかりやすく外の世界のポジを押し付けてくる安東は見ているこちらも
「黙れおっさん」
ってなるし
後藤の弟のくだりは、なんで彼だけが皆の前に過去を映像でさらされなあかんのや?とはなるよね。
わしは斎藤工君の過去が知りたかった。
まさか、後藤もCUBE側の人間にされちゃうのか?やめろ!ジョッカー!ぶっとばすぞぅ!言いながら改造されるのか?
色々突っ込みどころが多かったです。
でもまぁ、
「もう一回本家『CUBE』観てみるか」
と言う気にさせてくれたのでよしとしよう!…って、それも誘導されてたりしてw
この映画のテーマは!
突っ込んだら負けやと思いこむんや。
そうしたらなんとなく…、
そこはかとなく楽しめる。
これ!
ずっと「メンズビオレ」が脳内から出て行かなくて困ったっぺ。
ポチ
↓