昼顔(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

あ~、まぁ不倫はアカンわ~

 

昼顔 DVD通常版 昼顔 DVD通常版
3,163円
Amazon

 

なんちゅうか本中華。

好きになった人には、配偶者がおるってことは、

めんどくさいことが山積みで、

そういうのをエンヤコラセドッコイセ!と乗り越えることを厭わぬ人だけ、

チャレンジしはったらよろしいわ。

図太い「鋼の神経」がないと出来ないなー。

うん。

 

 

マダムは、不倫に対しては結構チビシーので、キツめの意見です。

ご了承ください。

ただ、不倫した芸能人ヒステリックにを叩くほど、ヒマじゃないってこともご理解ください。

 

 

グリーンハーツグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグリーンハーツ

 

 

「あんさんら、別れなはれ」と、別れさせられた紗和裕一郎

「もう二度と会うこと罷り成らぬ!」とお奉行様から命じられたので、紗和は旦那とも別れて一人海の見える街にやってきはった。

 

 

バイトぐらしの上に一人暮らしなんだったら1Kでええや無いけ!

 

 

一方裕一郎は、妻の乃里子のもとに戻ります。高校教師の職は失うけど、新たな職もゲットしてるっぽい。

この時点で、YOUは流されやすいデスネー!ってことがわかっちゃったよ、マダム。

 

 

紗和はオサレなレストランでバイトを始めます。目の回るような忙しさ。

職場のキッチン担当の女性は、紗和にいい感情を持ってないみたい。

 

 

ある日紗和は、裕一郎が、「ホタルについての講演」をしに、この街に来ることを知り会場に出かけます。

そんな広くもない会場なんだから、眼にもつくわ!

 

 

!?ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー!?

 

 

惹かれ合う二人は、昭和の中学生の恋か!というような清い交際を続けてましたが、乃里子にその逢瀬がバレてしまいます。

怒り狂った乃里子に尋問される二人。

「いたたまれな~~~い」と逃げ出した紗和を追いかける裕一郎ランニング

ショックな乃里子…そらそうよ!

 

 

 

 

裕一郎は「どっちつかずはもうやめだ!」と紗和と暮らすことを決心します。

 

 

しかし、幸せキャッホランラン有頂天な時間は続きません。

街に人から冷たくあしらわれることになる紗和。

「ちょっと奥様、紗和さんって、W不倫してたんですって」

「まぁ、W不倫って!」

「しかもその相手の男と、またよりを戻して今同棲時代なんですって!」

「フケツ、フケツですわ!」

そんな噂(事実)が街を席巻。

 

 

レストランで一緒に働いてるバイトの女の子にまで「ダサっ」とバカにされる始末。

このことで紗和は仕事を辞めることに。

 

 

愛があれば世間なんてどうでもいいのよ!

…開き直ろうとしたら、裕一郎が乃里子と逢引してるっぽいじゃない。

乃里子のマンションに押しかける紗和。

そこで乃里子が怪我をして車椅子状態になり、裕一郎が世話をしていたことを知ります。

「そうなんだ」

え?納得するんだ…あっさり…。

 

 

でも本当は、乃里子は飛び降り自殺を試みて失敗しはってん。

もうあっちもこっちも難儀なやつばっかりやん!

 

 

紗和と裕一郎のことを吹聴してまわってたのはレストランのオーナー杉崎でした。

自分の嫁も不倫の果に杉崎に「さいなら~~」していったので、不倫撲滅運動の旗手だったのです。

「ごめんな」

 

 

噂ばらまいた張本人でしたーーー。

 

 

裕一郎が乃里子の元へ離婚届を貰いに来ます。

「わーい、これで結婚できるわーい、ありがとうね」

チミ、ホント悪意のない害意をばらまくやつやね。

乃里子は「駅まで送る」と裕一郎を車に乗せます。

最初はにこやかだったのに、どんどん雲行きが悪化する乃里子。

 

 

 

 

「紗和さんのどこがええのん?アタシのどこがアカンのん」

「…紗和のことがチュキだからー」

何じゃそれ?と思ったのか、乃里子は車を暴走させ崖からダイブ!

「蜜ふるる約束の地へ、ともに行くのはこのアタシさ!」

 

 

そんなことは知らずに、祭に出かける紗和。

レストラン乃従業員の女子ーズとも、いつの間にか仲良くなって、花火ドーン、スマホでパシャー。

 

その頃彼氏は車でドーン!オブ・ザ・デッドは起こらない。

 

 

裕一郎は即死でした。乃里子は重症を負ったものの生きてます。

「なんでじゃ~~~、どうしてじゃ~~~」

紗和はやるせない思いを乃里子にぶつけようとしますが、結局何も言えずじまい。

 

 

喪失感に苛まれた紗和。

もうこの世に未練なんか無いわ…と自殺しようとしますが、すんでのところで思いとどまります。

彼女の身体には、新しい命が宿っていたのです。

 

 

裕一郎が紗和に渡そうとして百葉箱に隠しておいた指輪を、遊びに来ていたガキンチョ男子が見つけ出し、好きな女の子の指に…。

この子は裕一郎の子なのか?

違うのん?

ほんなら誰なんよ?となって。

 

 

     おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

ドラマを観てないからなんとも言えないのですが。

ふらふらと流される男は、どうしようもないなぁ!

…ってのが感想。

 

 

紗和も乃里子も、取扱い注意な女。

そんな女に、ふらふら男。

そらもう、嵐の予感しかしませんがな。

 

 

不倫するのって、すげーパワー+ハガネールな精神力&鈍感力が必要なのだわ。

ワイムリ!ポンカスホラー観て、頭空っぽー言うてるようなマダムには無理だとわかりました。

やっぱマダムは二次元にウフフしてるのが一番ええわ。

マダム撤退、不倫事業から。

そんな事業は無いわ!

 

 

斎藤工くんが出てるから観たんだけど。

のっけから紗和の手に裕一郎の手が重なってきて「すわ!心霊現象け?」となり、裕一郎の遺体の損傷が激しいから紗和には見せられない…ってとこで「見せろや、どの程度の損傷なんや、オラァ」ってなっちゃったマダムを許してね。

 

 

斎藤工くんは、色物映画で好き勝手してるほうがいきいきしてる気がする。

仕事選んでええねんで?的な仕事のほうが自由度高いんやろうか?

この裕一郎先生は、イマイチ人の心の機微がわからず、

何故そこでそのセリフを吐く?と思うこともしばしばでございますよ。

 

 

紗和も乃里子もベクトルは違うけど重い系。

手ぇ出したら火傷スルZE!レベルだと思います。

 

 

う~~~ん、恋しいキモチを共有したい人、追体験したい人には、うるっとくるかもです。

 

 

 

ドラマは観ていなくても、キャラの立ち位置から性格から全てがわかる親切設計。

一見さんお断りじゃないのはステキ。

この辺の「誰でもウェルカムでっせ!」な懐の広さと、映画だけでも充分理解できた!となる映像&脚本は、褒めどころです。

原作を知らない人にはチンプンカンプン?じゃないのは、もうかなり高評価ですよ。

不倫に対してのスタンスがどうかは別にして。
 

 

しかし、いくらなんでも、死亡ENDは、どうよ?

不倫はアカンけど、だからって命を奪うのはどうよ?

 

 

つか裕一郎、チミ、乃里ちゃんが暴走したときに、なんとかしようと思わんかったんかい?

なに「死亡受け入れます」みたいな悟りきった顔してるんさ。

足掻けよぅ!

ミホトケ気分になってどないすんねん!

( ゚д゚)ハッ!

植物人間介護ENDよりは、きれいな終わり方って言う結論に達したのか!

そうなんか?

 

 

ホラーとサメ映画しか観ない!と思ってた皆様に告ぐ。

マダム、こういうのも観るんですよ?オホホ~~~。

極稀に。それはもう、ホント極稀稀に!

「そうなんだ~」の意味も込めてポチッとよろしくお願いいたします。

      ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村