メリークリスマス☆の巻
今日はクリスマスイブ☆
結婚したとはいえ、こういう日くらいは女として扱ってあげたいし、みなとみらいの夜景を見にでかけた。
しかし予想していたとはいえ、ものすごい人だかりでショッピングもままならない・・・
でも今日は妻の欲しがっていたコートを買ってあげるつもりだったので、人ごみを掻き分けながら洋服を見てまわった。
しかしなかなか好みのものがなかったらしく、いつの間にか観葉植物のところへ引き寄せられていく妻。
妻:「ねぇ、コートは今度でいいから今日は観葉植物買っていい?」
セロームという木に一番興味を引かれているようだったが、大きいやつは案の定高値だ・・・
安い物に目がない妻は、この金額を見ただけでその場を去っていく・・・
そして次に手に取ったのは、むちゃくちゃ小さいセローム!!
妻:「これって、あのくらい大きくなるまでどのくらいかかるんだろう?」
私:「何年もかかるんじゃない?いや何十年かな?」
妻:「えー、そんなに待てないし!オークションで安く仕入れようかな・・・」
なんかこれっていつもの買い物と変わんなくない?
本当に欲がないな・・・
まぁそれもいいところではあるんだけど、こういうときくらい甘えて買えばいいのにね。
せっかくこの日の為に小遣いから貯金してきてたんだからさぁ。
結局、買い物することなくクリスマスツリーを見に行った。
二つのツリーがあったんだけど、一つは前に見たときよりかなりデザインが派手になってた。
綺麗なんだけど・・・けど・・・人が多すぎてまともに見れないって!!
人ごみが何より嫌いな妻がついにシビレを切らしてこう言った。
妻:「なんかもうウンザリしてきた!!」
!!マジっすか?
やっぱり妻には、ホテルでゆっくりディナーって方がよかったのかも・・・
妻から早くこの人混みから抜け出したいオーラが出まくっていたので、アンナミラーズでケーキを買って、家で二人っきりのクリスマスをすることにした。
妻がお金を払っているとき、残り少ないケーキを求めて混雑してきたので少し後ろのほうで妻を待っていた。
すると・・・
妻:「何ですぐ近くにいないんだよ!すぐケーキ持てるように側にいてよ!」
この人混みのせいだろうか・・・
妻の機嫌は徐々に悪くなってきているので、早く家にいってゆっくり過ごすことに。
車はちょっと離れたホームセンターの駐車場に止めていたのだが、そこに戻る途中妻のご機嫌が・・・
駐車場は道の反対側にあるので信号待ちをしていると、
妻:「あっちにも信号あるのに、何でここで待たないといけないの?あっちなら渡ってすぐ駐車場行けるじゃんか!」
私:「あっちの信号だって赤になっちゃったら同じだろ?そんなに変わらないよ。」
妻:「そんなのわかんないじゃんか!何でも先読みして行動しろっていってるでしょ!」
なんだそれ!?
八つ当たりもいいとこだよ!
もうほっといて車に乗り込んでしまおう!!
するといつのまにか時計は10時をさしている・・・
すると妻が、
妻:「ケンタッキーはまだやってるのかな?」
私:「クリスマスだからまだやってるかもね。」
出かける前に通りかかったときは、ダンボールが山積みになっていたから、あのチキンがなくなるまではやるはずだ!
その予想が的中し、店はまだオープンしてた。
それもまだ客が続々とやってきている。
す、すげぇ・・・
早速妻に買出しに行ってもらって、家に向かう・・・
もうお腹もすいたので、家に着くなり妻がケンタッキーを出してディナーの用意を始めた。
その間、ちょっとムードを出そうとこっそりクリスマスソングをかけて、部屋はイルミネーションの明かりだけにしてみた。
するとそんな俺の姿を見て、
妻:「可愛いね。頑張っちゃって☆」
私:「いいじゃん、クリスマスくらい」
妻:「別にダメなんて言ってないよ」
食事の用意が終わったのでクラッカーを手に!!
パァァァーン☆
私:「メリークリスマース」
妻:「メリクリ」
外出しているときはどうなることかと思ったけど、楽しいクリスマスになってよかった、よかった。
【今日の教訓】
どんなときでも妻を人混みに連れ出すな!