
MAD MAXシリーズの第4作目が公開されました。
前作のサンダードームが公開されたのが85年。もう随分前になりますね。
MAD MAXシリーズは私の最も好きな映画。
今から30数年前の事ですが、第1作目たまたま同時上映で観てどハマりしました。(今は殆ど姿を消してしまいましたが名画座って言うのが東京だと各地にあって、ロードショーが終わったちょっと古い映画とかが2本とか3本で500円で観れました。1日いるとお尻痛くなっちゃうけどw)
グイグイ迫るバイオレンスと狂気の世界、バイオレンス的には2の方が凄いけどホラー的要素が1にはあった。主役のメル・ギブソンがこれまたびっくりするくらいの美形!
何コレめっちゃスゲ~!で当時唯一の情報元だった雑誌「ぴあ」が発売されると上映している映画館をチェックして続けて7回観に行きました。
(もちろん当時はインターネットなんて有りませんでしたので情報は雑誌です。レンタルビデオとかが登場する以前の事なので映画が観たかったら映画館に行くしか無い)
それから第2作があると聞いたのでまた探して行ってみたら見始まっていきなり困惑w
第1作は近未来とはいえ普通の文明世界で妻子を殺された警官の復讐話だったのに、
第2作になったら核戦争で文明はほぼ滅亡してて、荒れた荒野しか無い。
あまりの世界観の違いに別の映画を見に来たかと思ったよ。
これこそが後の近未来映画の舞台の影響を与えた革新的な映画になったんですけどね。
その後、似たような舞台の映画が続々w
「北斗の拳」を読んだ時にまんまパクっててのけぞったw
第3作はもっぱらシリーズ中では黒歴史になってますがw(私は割と好きですけどねw)
低予算で作られていながらもっとも興行収入の割合が高かった映画としてしばらくギネスに
なってた第1作と世界の映画界に影響を与えた第2作。
それに比べると第3作はちょっとゆるくて…な感じだったからここへ来てまさか第4作が作られるとは思ってなかった。噂は前からあったけど、ホントに撮るとはね。
で、見てきた感想。いや~!めっちゃ面白かった~
多分カーチェイスの割合はシリーズ中最も多い。って言うか全編ほぼカーチェイスw
やっぱり監督のジョージ・ミラーは迫力のある場面を撮るのが上手いよな~
スーパー・バイオレンスな印象の強いジョージ・ミラーだけど「ベイブ」や「ハッピーフィート」何て言う可愛いのも撮ってるんだよなーw
肝心のマックスがメル・ギブソンじゃ無いのがちょっと…いや私的にはかなりガッカリなんだけど、トム・ハーディーも悪くないんだけどMAX=メル・ギブソンだからな。あのMAXの狂気はやっぱりちょっといっちゃってる目つきのメルじゃ無いと…メルの方が狂気と悲壮感が漂ってる。
パンフレットによると当初はメルの起用を予定してたそうですけど、制作側の経済的事情やらメル本人の不祥事やらで撮影が延びに延びて、メル起用は無くなったとか…メルをちょっとだけ出す案もあったけど、画面が混乱するので辞めたとか…トムも当初は演り難かったらしい。トム起用を聞いた時はトムの印象ってバットマンのベインでベインのマスク姿でしかイメージ無かったから素顔は結構イケメンだったのね~もっともイケメン度ならメルの方が上ですが…
でもこれ主役はマックスと言うよりシャーリーズ・セロンのフュリオサの方だよね。
マックスより男前なフュリオサw凛々しくてカッコイイ、シャーリーズ・セロンは美女中の美女!
敵のボス役の方が第1作目でトゥーカッター演ったヒュー・キース・バーンだった。
これはシリーズのファンとしてはちょっと嬉しい。
とにかく全編ど迫力!ジョージ・ミラーの手腕は衰えて無いですね。