今回は、「読書のコツ」 についてお話したいと思います。これは、25歳のころ以前いた職場でコンサルティングのような仕事をしていたAさんから聞いたアドバイスです。
Aさんは、昼休みとなるとフラッと本屋に行くと、たびたび5冊から多いときで10冊マネジメントから経営、ビジネスマナー、会計等、幅広い分野の本を買ってくる方でした。そのころ私は25歳。なんとかビジネス力を身につけたくて中小企業診断士の通信教育などを受講していましたが、中途半端に挫折する始末で、やらなきゃいけないけど努力の仕方がわからないような時代でした。そのAさんは、時折私に「○○君は、勉強が足りないからもっと勉強しない」と叱咤激励してくるような方だったので、ある日、こう質問したのです。
「僕は、本を読むのが苦手で、買った本を読み始めるとすぐに飽きて最後まで読めません。たくさん読むためにはどうしたら良いのですか?」 そうするとその方はこう教えてくれたのです。
●「買った本が、つまらないなら途中で止めればいいんだよ。最初のページの方は面白くても、著者も疲れて途中からつまらない本って結構あるからね。」 なるほど~。肩の荷がおりました。そして続けて、
●「もし、つまらない本でも必要な知識を学べることがあるから、最後に目次を見て、自分が興味がありそうな、必要だなと思える単元だけをサラッと目を通しておきなさい。」 と付け加えて頂けました。さらに、
●「とにかく本は量をこなす。少しでも興味がある本は手に取る。そして、本は<自分で買う>のがベスト。財産として本棚置いておくことが意味あることだから。」 どういう意味?
●「いずれ分かる日が来るけど、自分の立場や環境が変わって目線が変わります。その時、つまらなかった本でも時間が経ってから読みたくなることって結構あるんだよ。書棚の本から、あなたに向かって<読んでくれ~>オーラを発するよ。」 本当に?
そして月日が経ち…。
そうなんです。25歳のその日以来、Aさんに教えて頂いたことを守って、読書への姿勢が変わりました。そうすると何年も経ってからですが、Aさんが言った意味が真実味を持ってきました。会社の立場や仕事内容、環境変化等あって目線が変わり、確かに、買ったときつまらないな~と思って本棚に閉まった本に自然に目が止まり再び読んでいるんです。無意識に働く自分の興味の波長と本の波長が合うときがあるんですよね。
本は、自分の考えを整理したり、ヒントや示唆を得たり、時には反省を促してくれたりする「声なき友人」のようなものです。これからも少しでも豊かな人生を送るために、Aさんに教えて頂いた読書術で一冊の多くの本を手にして学んでいきたいと思います。
皆さんの読書術も良かったら教えてくださいね。