いよいよ近づいてきました今年最大のビッグマッチ、5月2日・東京ドーム・井上尚弥VS中谷潤人の予想などをしてみたいかなと。
まず、井上的に向き合ったときに目に入るのは、中谷の「デカさ」と「遠さ」だと思います。そこで、ゴング直後から、井上はどの辺に距離を置いて戦おうとするのか…どの辺で距離感を掴むか…そこがとても興味深いですね。最初は、当然、遠い距離から「様子を見よう」とするでしょうけど、中谷は、その遠い距離から放つ見えない角度からのパンチが非常に怖いですからね。下手に様子を見ようとすると…乱打戦に持ち込んで勝利した「西田戦」のように、唐突に打ってくる可能性もありますし。かといって、簡単に近づくと、腕をうまく畳んでのショートパンチも非常に得意ですので…まさに「離れてよし、くっ付いてよし」の何でもできる究極の万能型のボクサーだと思います。パワーもあるし、一発当たるとまとめてくる決定力もしっかり持っていますし、はっきり言って「穴」はなかなか見つからないと思います。それでサウスポーですから…本当にやりにくいボクサーだと思います。
一方、井上が、その中谷と比べて勝るのは、やはりスピードですね…それと、しっかり当たったときの「相手を粉砕する力(決定力)」も、井上が勝ると思います。なので、例えば「相打ち」ならパワーで勝る井上の方が打ち勝つと思いますが…今回は体格差がありすぎるので、なかなか相打ちににはならないと思います。まぁ井上の腕がしっかり伸び切った状態で相打ちになれば、さすがの中谷も倒れるでしょうけど。なかなかそういう状況にはならないと思います。なので、井上は、中谷の触手のように伸びてくる両手をさばきながら、一瞬のタイミングで中に入って、ボディーまたは顔面にパンチを入れる。そして、得意の速いステップでまた離れる、決してまとめようとしない。この繰り返しで、中谷のスタミナを削っていくような戦い方が予想されます。近い距離で、中谷に対しパンチをまとめようとすると、アッパーや、全く予想もできない角度からのオーバーハンドが飛んできますので、井上的には、あくまでも「ヒット&アウェイ」を繰り返しながら、中盤から後半に勝負を仕掛けるのが得策かと思います。無理に倒しに行かず、判定上等で、そこが、たとえ「東京ドーム」であったとしても「つまらない試合をやり遂げる勇気」もときには必要だと思います。
もともと持っているボクシングのセンスは、井上の方が上だと思います。例えば、現在の能力で体格だけ同じくらいにして戦わせたら…中谷はきっと手も足も出ないと思うので。それが、なぜ「中谷なら勝つかもしれない…」となるのかと言えば…その圧倒的な体格差と「それ」を余すところなく使い切らせるルディートレーナーと作り上げた、彼にしかできない「相手を壊すボクシングスタイル」から来るものだと思うので。だからこそ…井上は、その自分よりもサイズで圧倒的に勝っている中谷に、明確に「差」を見せつけた上で勝ちたいのだと思うし、中谷は中谷で「みんなが勝つと思っている井上尚弥」を倒したいのだと思うしね。
井上は、今まで以上に足を使い、間合いをはかり、これまでそうだったように、一瞬の隙を見逃さず飛び込んで殺傷能力抜群のパンチを叩き込む、そしてしっかり倒し切ろうとする。中谷は、基本、迎撃体制を保ちつつ、もしも、どこかでクリーンヒットが入ったなら、ボディーと言わず、顔面と言わず「全て」を破壊するようなラッシュでモンスター飲み込む…そんなそれぞれの勝ち方が浮かびますね。
最後に予想ですけど…
中差判定で井上勝利を予想します。
ここまで言っといて何ですけど…今回モンスターは「MJ戦」以上に勝ちに徹するような気がします。
ちなみに…
中谷が勝つ場合はノックアウト、それも早い回でのKOかなと。判定まで行ったら…勝ち筋はなかなか見出せないかな。
そんな感じです。

