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Hueber 社のドイツ語教材

ドイツに来る前、私はタイのゲーテインスティトゥートでドイツ語を学んでました。

その時使っていたのは、Heuber社の Schritte International シリーズ

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このシリーズはドイツの実生活に役立つ場面でのフレーズや看板や書面の読み方を学ぶことが出来、文法でなく口語も含めた会話重視。沢山の慣用句や語彙の掲載があるのが文法嫌いな私にとって魅力でした。

そしてこの本はゲーテインスティトゥートで開催されるスタートドイツ1(A1相当ドイツ語検定試験、通称SD1)の内容を確実にカバーし、練習問題とSD1の模擬試験さえすれば、分からない単語なし♪といった完璧さであるのも大きかったです。

私が習ったのは全6冊のうちのA1レベル相当の2冊ですが、あまりに気に入ったので全6冊揃えてドイツにもって来ました。チョキ


一方でドイツ語学習をされている皆様のブログでよく見かける、同じくHueber社のこちらの教科書。

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タイのゲーテの図書館にはいろんな種類の教科書が置いてありましたので、気になって目を通してみたのですが、こちらは文法重視で文法が非常に分かりやすく掲載されたバランスのよい教科書だなと思いましたが、文法嫌いな私にはちょっと綺麗過ぎる教科書だな、という印象でした。シラー

でも実際ドイツの語学学校で、こちらの教科書を使っている方々は多いし、ドイツに来たらこの教科書になっちゃうのかな?出来ればSchritteシリーズがいいなぁ~と思っていました。


そして今回のインテグレーションコース。

事前に語学レベルチェックのテストを受けに行ったのですが、そのときのテストで『この学校は私の望むSchritteシリーズ使ってくれるかも♪』と思いました。

なぜなら、Schritteシリーズとまったく掲載方法が同じのゲーテのクラス分けテストのコピーをそのまま実施してくれたからです。内容はゲーテのSD1をクラス分けテスト用に短くして、A1からB1までのレベルを判定できるようチョコチョコ細工したような問題集。筆記試験30分に口頭30分。

予感は的中。

このインテグレーションコースで使う教科書はこちらの教科書です。

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同じSchritteなのですが、なんかちょっと違う?

オリエンテーションが終わってテキストを見せてもらう。

文法の案内や本の構成はほぼ同じ。

違うのは実生活の場面の写真を基にした看板や会話例題のほんのちょっとしたものだけ?

隣にいたウクライナのゲーテで習った女性(彼女もSchritteInternationalでした)も私と同じように不思議に思ったらしく、二人で質問。

先生曰く、

SchritteInternational はドイツ国外で学ぶドイツ移住者用で、SchrittePlusはドイツ国内で学ぶ移住者用の教科書なのよ!

へぇ~と思い、果たしてHeuberにはそれぞれの教科書をどう定義しているのか調べてみました。簡単にまとめると以下の通りです。

Themen
ドイツ語学習者のための教科書。ドイツ語でコミュニケーションを取れることを目的とする。ゲーテインスティトゥートやVHS、さまざまな語学学校で利用されている教科書で、この教科書はヨーロッパの語学能力検定の範囲をカバーします


SchritteInternational
ドイツ語の資格試験に通るための教科書。教科書の内容は厳密に資格試験の内容に対応しています。移住を控え、資格取得(A1、A2)を目指す人向け。


SchrittePlus
ドイツ語圏で生活するための教科書。移民のためのドイツ語検定試験準備用(B1レベルのインテグレーションコース終了後に実施する試験)



やはりそうだったのか~目

私の目に間違いはなかった♪

幸い私の受けるインテグレーションコースでは、教科書購入の義務はなく、プリントで対応してくれています。合格

私は進度の同じSchritteシリーズで新出単語を確認したり文法を確認しながら、プリントでさらに補強できます。文法説明が同じ教科書2冊もいらないし、Heuber社の教科書高いしねあせる

ただSchritteシリーズは文法力が弱いのが難点。

これはタイのゲーテ時代から思っていて、ゲーテの書店で相談したところこちらの書籍を紹介されたのであわせてドイツに持ってきました。

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こちらは、Schritteの文法書です♪

Schritteではいろんな文法が場面場面でごちゃごちゃに出てくるので、それを整理して見直すための補完教材。

動詞のページ、形容詞のページ、前置詞のページ、と体系的に分類され、A1からB1まで全てのレベルで習うことを体系別に見直すことが出来、練習問題を軽く解くことが出来ます。同じ動詞のページでも、項目1はA1レベル、項目2はA2レベルと、レベルによって段階踏まえて教えてくれていたんだなぁと言うことが確認できる書籍なのですチョキ

語学学習をする上で教材は大事なもの。

それは講師のレベル以上なんじゃないかな?と私は思っています。

いくら講師に不満があっても、教材あれば、それなりに自主学習できますしね音譜

これはHueber社の教科書の話であって他社からもいっぱい教科書出していると思うので一概にいえないのですが、、、

もしこれから語学学校へ行かれる方、もしよければ教材もじっくり吟味すると、より自分にあった学校が選べるかもしれませんよニコニコ

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