8月16日

4:30

電車でベルリン・テルトーへ向かいます。

直通で行けるかと思いきや、路線上の一駅丸ごと改修が入り、ベルリンに直通出来なくなってしまいました(泣)←この駅もルートだったので後日記載

6:30

臨時列車で2回乗り継ぎ、乗り継ぎで大分待たされ、ようやくテルトー到着。

7:00から受付開始のはずなのに、7:00に搬入トラックが到着しだして設営開始するという緩さ。8時スタートなのですが間に合うのでしょうか？

7:15

なんとか間に合い、ゼッケンGET。

渡された荷物は、白い荷物預け袋やら、緑の参加ゴムバンドやら、ゼッケン番号が書かれた黄色のアームバンド風荷物預けタグやら、足に巻くタイプのごっつい計測器やら。

当日受け取り組と「これは一体何なのだ？」「これは手に巻くのか足に巻くのか頭に付けるのか？」とワチャワチャしながら準備完了。←初回大会から大分改変されて困惑の参加者達

荷物の場所を取っていた、着替えの短パンとサンダルを荷物預けに入れました。リュックがスッキリして満足。

それにしても、昨日まで高温警報出ていたとは思えないほど寒い。Tシャツでは寒すぎて、アームカバーにレインウェアで防寒。

このアームカバーが今回は大活躍しました！

8:00

マウアー教信者約120名の皆様と共に、壁の旅出発。

@若干マンモス教も混ざっております。というか、兼入教者多数のマラッシュ。

100マイルの参加者は約1000名。自転車併走サポーターや2名、4名10名のリレーチーム合わせて、総勢参加者1500名の一員として小規模ながらスタートです。

足取り軽やかに、ワクワクしながら進む一行。

橋を越えてすぐにベルリンの壁ロード突入。

最初は森沿いにずっと歩きます。

道中お腹減ったので、乗換駅で購入したパンを食べました。お弁当は日持ちが心配で、結局持参しませんでした。

9:00

VP10 Königsweg

ロード途中にあるエイド。

ここの大会は、誰がエイド運営しているのか表記してくれていて面白い。こちらのエイドはティール一家による家族運営です。

ここでは、飲み物のみ補給して、すぐ出発。

壁ロード沿いには、このような様々な記念碑やギャラリーが展示されております。

こちらは高速道路にかかる旧国境の橋。

高速道路には国境検査の名残の建物が残っておりました。

橋を抜けると何処かのランニングクラブが練習をしており、参加者に興味津々。

本当に100km歩くの？頑張って！とエールを送ってくれました。

10:10

VP11 Gribnitzsee

2つ目のエイドも順調に到着しました。

まだランナーも来ないはやい時間のため、エイドは設営中でした。

この大会のエイドは常にトマトやキュウリといったお野菜や、美味しいビーガンペーストを塗ったパン、そして手作りケーキを用意してくれて、本当に豪華なのです。

まだ準備中ということで、飲み物だけもらい、早々に出発。

何やら前回歩いた見覚えのある景色が現れました。

この辺りはGriebnitzsee周辺の景色であると、今回のマラッシュで知りました。

古城が点在して風光明媚な素敵な場所です。

こうして何度も歩いて地理や地名を覚えてゆくのも、知識が広がってよし！

その後は橋を渡って、世界遺産、新庭園のノイ・ガルテンへ向かいます。

ポツダムの宮殿、ツィツィーリエンホッフ宮殿は日本では『ポツダム宣言』の会議が行われた宮殿として有名です。勿論、ポツダムのユネスコ世界遺産エリアです。

綺麗なポツダム湖水エリアを楽しく歩いて行きます。

11:30

VP12

3つ目のエイドに到着。

20km近く歩いたし、お昼近いし、ここではスイカやらケーキやら、存分にエイドを堪能しました。

11:42

100マイラー第一走者通過。2名の自転車併走者と共に。

ここまで80kmを5時間40分という驚異的なスピードで走られております。この辺りで先頭ランナー現れるって本当だったのですね！

大歓声でエールを送りました。

後からライブストリーム見たら、何と15時間で163km完走されておりました！スイスの方とのことで国旗なびかせてのゴールでした。

トップ100マイラーを間近で見られるのも、今回の時計回りコースの特権です！本当に凄い！

その後は、ザクロー城へ向かうべく、ポツダム中心からJungfernseeという湖沿いの森を歩きます。

この辺りもMummtmarschでお馴染みのコース。

12:30

VP13 Krampnitz

さて、これからいよいよザクローの森を歩きますので、しっかり調整したいですね！

このエイド以降、塩カプセルがあちこちで用意されて、大変助かりました。というか、この塩カプセル、私も購入したい！

日差しが上がって暑くなってきたので、スイカやレモンでしっかり充電させて頂きました。

森は木陰で日差しを回避出来るので、大変助かります。

今回歩いて発見したのは、ベルリンの壁西ルートは、殆どが『森』であること。

前回東ルートのベルリン中心部を回るコースだったので、ベルリンの壁が、こんなに森に覆われていることを知りませんでした。

13:45

VP14/WP2

Schloss Sacrow

ザクロー城に到着しました。100マイラーの為のドロップバックが置かれ、黄色の救急車もスタンバイ。

私も30km歩きましたし、こちらのエイドでは靴を脱いで足の状況を確認。

今回両足両端の指にテーピングを巻いておりますが、隙間が少し怪しくなっていたので、テーピング補巻。靴下はまだ大丈夫。出発は14:10と、25分も滞在しました。

その後もザクローの森を歩き続けます。

今回エイドで大会マップも入手したので、地理が分かりやすい。

ようやく森を抜けて、湖沿いの市街地を歩いて行きます。森を抜けた途端、日差しがキツい。

城門を潜るとか、この大会はコースが多彩ですね。

15:40

VP15

Pagel ＆ Friends

パーゲルボートクラブ運営のエイドに到着。出迎えのシャワーは暑い真夏日には嬉しいサービス。

更には身体を冷やす為の水桶＆スポンジ。

食事も豪華。果物も美味しいし、特にオレンジは嬉しい！手作りパパガイケーキが最高に美味い。

更には茹でじゃがいもや茹でパスタも！塩つけて食べて、無茶苦茶美味しい。日本で例えるなら、塩おにぎりを提供してもらっている感覚ですね！

シンプルな炭水化物は嬉しいです。

以降、茹でじゃがいもの提供があるエイドでは、積極的に頂きました。

最後にアームカバーを水桶に浸し、腕に装着して出発。

パーゲルボート倶楽部の皆様、温かいもてなしありがとうございました！

その後の市街地歩きでは、濡れたアームカバーは日差しを避けつつ、身体も冷やしてくれて最高でした。

今までアームカバーって日差しよけしては暑いし、苦手で敬遠していたのですが、寒い今朝の防寒にも役立ってくれましたし、今回大活躍しております。

16:45

VP16

Krolinenhohe

多くの方に拍手で出迎えられ、距離測定の板を踏む。

この辺りになると、一般の上位100マイラーの姿が多くなってきます。逆にウォーカーは疎ら。私がウォーカーの後半付近にいると言うことです。

この大会のマラッシュ参加者はエリートばっかりなので、100kmも18-20時間で歩いてしまう方々ばかり。

参加者規模5000名強のMammutmarschなら、初参加者も多く、このスピードでも中位層なのですが、上には上がいるということですね。

皆さん、本当に強靭で素晴らしい。

でも良いのだ。

スピード上げると足腰に負担がかかって、消耗スピード倍増しますし、制限時間も28時間もあるのだから、身体が楽な無理ないスピードでのんびり楽しんで歩きます。

さて、これからさらなる市街地、その後深いショーンヴァルデの森に入りますので念入りに準備して、先に進みます。

Karolinenhoheの道のりは、以前Little Mammut のマラッシュでも歩いたのですが、のどかな小丘の景色で、歩いていて最高に楽しい。

40-50kmは、体調も良く、一番ノリノリで歩いていた区間。

以前のマラッシュでも出会った羊も、可愛くて癒されます。

美しい遊歩道にテンション上がって記念撮影。

よっぽどこの区間が楽しかったのでしょうね。この後は長く厳しい道のりになるので、今のうちに楽しんでおきましょう！

小丘を抜けて、市街地ゾーン突入。

照りつける日差しに、アームカバーが急速に乾いていくのが分かります。

橋沿いの壁跡を横切るように引かれた路線は、東西統一前は通り抜け出来なかったと思われます。

こんな住宅街も、統一前は壁で分断されていたのかと思うと、複雑な想いになります。

ベルリンとブランデンブルク州の境には、この看板が何箇所もあります。

18:20

VP17 Falkensee Chaussee

とうとうファルケンゼーまでやって来ました。

この辺りから、私の地元エリアになります。

次のショーンヴァルデの森はかなり大きく、長い道のりになる事を知っているので、ちゃんと計画を立てましょう。

予定では、ここで夜間装備する予定でしたが、まだ明るく時間に余裕があるので、そのままショーンヴァルデを目指す事に。

20時位にショーンヴァルデ入りして、そこで大規模休憩と夜間装備。21時には出発して、日付が変わる0時までには、ヘニッグスドルフのWP3に何としても辿り着きたい。

しばらくしてショーンヴァルデの森の入り口へ。そのまま直線5km！と地面に記載があって、距離の長さにビビる。

このショーンヴァルデの森のベルリンの壁ロードは、整備されていて非常に歩きやすいのは良いが、とにかく長い。

薄暗く寒くなって来ましたので、はやくショーンヴァルデのエイドにたどり着いて、装備を整えたい。

20:40

VP18 Schönwalde

やっとついたショーンヴァルデ、ここまで長かった。

ここは、大規模エイド並みのかなりの救急体制が整っております。だよね、この森でダウンする人多いでしょうね！

補給よりまずは装備！と着替えを真っ先に行います。

finetrackの下着を着て保温力大幅アップ。乾いたアームカバーをそのままにレインジャケットを装着。その上から反射ベスト。帽子をネックウォーマーに変えてヘッドライト装着。

その後靴を脱いで足指の確認をして、靴下交換。

全ての装備変更が完了した所で、補給し、予定通り21時で出発出来るように準備する。

ここを真っ直ぐ進めば帰宅出来るのになぁと思いながら、矢印通りUターン。

21:00

壁ロード倒木により封鎖の為、本道に出るまで獣道を歩く。

エイド出た途端、真っ暗になったし、いきなりハードモードであります。

やっとベルリンの壁本道に到着。

ショーンヴァルデの森の壁ロードは、幅が広くコンクリート舗装がしっかりされていて歩きやすい。暗くて若干の疲れもあるが、地元のアドバンテージを生かし、スピードアップしてノリノリで進む。

22:10

Grenzturm Nieder Neuendorf

ヘニッグスドルフの手前、ニーダー・ノウエンドルフまでやって来ました。

ベルリンまで最短の距離で川を渡れるこの地域は、東西分裂時はソ連軍が駐在し、監視塔設けられておりました。

夜で景色見えませんが、湖の景色美しく風光明媚な場所なのですよ！

道幅も広くて綺麗だし、昼間だったら、163kmのベルリンの壁ロードの中でも、走っていて最高に楽しい区間なのではないでしょうか。

おまけに、ヘニッグスドルフで街のお祭りがあったらしく、花火がバンバン打ち上がる音が聞こえる。

今の時間にWP3に到達していれば、開けた湖畔で最高に美しい花火を観れたはずなのにー！と思いながら、テンション爆上げで歩く。

この頃になると、歩く100マイラーを散見するようになる。

18時間120kmも走り続ければ、そろそろ疲れるのも無理はない。おまけにめちゃくちゃ寒い。

しかし、この最高のロードで走らないのは勿体ない。WP3越えたら、魔のフローナウ迷路ですよ！

と思いながら、歩いておりました。

23:20

VP20/WP3

Ruderclub Oberhavel

何とか日付変わる前に到着しました。ヘニッグスドルフのボートハウス！超地元！

ここで24時まで大規模休憩を！と思いましたが、地元パワーで調子は良好だったので、補給のみしてすぐ出発することに。

あまりに調子が良いので、このまま翌朝6-8時にはゴール出来るのではないか？

目標の24時間以内完歩はおろか、22時間位で到着出来そうだ！とも思っておりました。

この後、魔の70km区間、フローナウ迷宮で、気力体力削がれるとも知らずに。

ヘニッグスドルフ出発して早々に、ファーウェイのスマートウォッチの電源が切れたので、日付代わりでキリも良いので、一旦記録を締めます。

以降は、Amazfitのスマートウォッチで計測します。

翌日へ続く。

MauerwegMarsch 2025 の1日(前半)