相変わらず雨天続きのドイツ。

午後から曇天になりましたが、地面はグチャグチャ。

こんな冬季の為に購入した、ペガサストレイル4GTXを試し履きしたいと、ランオフ日でしたがランニングに出ました。

走り始めはとても快調。

これ普通のランニングシューズじゃないの？と思うぐらい快適に走れました。

温かいブーツに包まれたランニングシューズって感じ。

ペガサスは総じて通気性がなく、足に熱が籠りやすいが、寒がりな私にとっては、冬季はメリットとなる。

LSDで最低2時間、出来れば3時間は走りたいと思っていたのですが、8km過ぎ位でナイキ靴特有の足裏の痛みを感じるようになったので、大事をとって１時間半の90分でランニングを終えました。

走行結果はこちら。

至って普通のLSD。

トレイルシューズにしては足さばきも軽快で、ケイデンスも180を保てていてとても良い。

というか、ラグも薄いし、これはトレイルランニングシューズではないと思います。山ではこの靴では無理でしょう。

しかし悪路や冬季のランニング、そして私の主目的である長距離ハイキングにはうってつけの靴であります。

気になるのは、最近このペースで走っても心拍が高いこと。

8km付近で中足部の痛みが出て、足裏負荷軽減の為にスピードを落として、ようやく心拍落ちてきたというのがよく分かる心拍グラフ。

ただのLSDなのに、心拍に高負荷がかかったので、また理由の分からない無酸素運動ストレスがかかって、かなりのリカバリータイムを計上されてしまいました。

私的には、アクティブレスト感覚のほぐしジョグだったのですが(笑)

ここからは、ペガサストレイル4GTXのレビュー

(長所)

・踵部分のクッションをとても感じて、履いて最初は安定の柔らかさを感じる

・シューレースや踵部分の小石除けガードが足首に密着し、踵が抜けなくて良い

・靴は軽めで足さばき良し

・走行時もソールは思ったより安定していて(着地がフワフワしない)走りやすい

(短所)

・走行時にソールの柔らかさの恩恵をあまり受けられず、8km過ぎで中足部の痛みが発生した

・相変わらず通気性がなく足が温かい(冬季は長所)

ソールに関してはアディゼロ・ボストンと逆の印象ですね。

履き心地は柔らかいのに走ると硬いとか、ボストンは逆で、履き心地は硬いが走ると柔らかさや保護感を実感出来るのです。

走っていて思ったのですが、

ナイキ靴ってドロップ大きすぎて中足部のソールが薄めなんじゃないの？？？

ということで比較。

上がペガサストレイルで下がボストン11ですが、歴然の差ですね。

これで、私のような扁平足で足裏アーチがなく、中足部に負荷がかかると簡単に痛める者は、中足部(前足部)まで厚いソールで覆われた靴の方が良いと分かりました。

恐らく厚底でも、船底構造のような、中足部まで均一にソールがあって足先でコロっと転がるような構造が、私には望ましい。

だからナイキ靴でも、インフィニティランとテンポネクスト%は問題ない。(中足部厚めなので)

問題があるのは、中足部が薄いライバルフライ。

若しくは、中足部が薄くてもいいが、踵まで均一で、なるべくゼロドロップに近い靴を選択するべし！(じゃないと中足部に負荷がかかる)

また一つ勉強になりました。

とは言っても、

ドロップ問題以外は、ペガサストレイルはとても良いシューズで、来週のマラッシュ55kmでは大活躍間違いなしですし、冬季ランニングの主要シューズとして活躍することになるでしょう。

今回水溜りとか泥道とか怖くて挑戦しませんでしたが、きっと抜群の防水性を発揮してくれるはずです。

中足部薄めのナイキ靴の着地ポイントも、今回のランでなんとなく見えてきましたし、慣れればこの靴でハーフマラソン位までは走れそう。

踵は厚いので踵着地のマラッシュ、パワーウォークでは最大の力を発揮してくれるでしょう。

やはり色々な靴を通じて学べることは大きい。

自分的には良いお買い物が出来たと思っております。

これからの時期、どんどん活躍させていきたいと思います！

GTXシューズで LSD90min.