最近、負担のかからない歩き方や走り方を研究するために、ナンバ歩きやら古武術の動画を見漁っております。

そこでよく目にするのが、

日本古来の武術では、丹田を落とし、膝を弛ませて立つ。

地面は蹴らずに足は置く。

膝を伸ばして立ち、地面を蹴るから膝痛が発生するのであり、

膝を弛ませ、すり足のように地面に足を添えて歩けば、膝痛は起こらない。

この間のLSDで、なんとなく足を置く感覚で走りましたが、この時点では、まだ感覚が完全に掴めておりませんでした。

で、

その後古武術の動画を見漁って思ったのです。

丹田落としてなかった。

マラニックでは腰高意識しすぎて、体幹が浮いて安定していなかった。

ちゃんと背骨を骨盤の真上に落として『据え』なければ！

私は弓道をやっていたのだから、丹田の落とし方を知っておるはずだ。心を総体の中央に『置く』のだ。

弓を持って射場に入る時の所作を思い出せ！

試しに、弓と矢を両手に持って射場に入る感覚で歩いたら、ちゃんと丹田落ちて膝がたわみ、足が前にスッと出たのですよ。

力まず進めて、膝や足裏の違和感全く無し。

この感覚で走れば良かったんだー！！！

丹田が落ちるという感覚の意味は、骨盤に背骨がハマって肩が落ちて体幹が安定していて、でも腰が落ちている訳ではなく、むしろ真っ直ぐに安定している状態と捉えています。

丹田を落とした分、足に余裕が出来て力が抜けて、膝が前にたわむのです。

これは武道を多少なり経験している方、スポーツを多少なり経験している方は分かるのではないかと思います。

バスケットボールにしろ、野球にしろ、テニスにしろ、バレーボールにしろ、重心を落とし膝を弛ませて立つのは『基本』であります。

足に力が入り膝が伸び切った状態では、直ぐに動けないのであります。

ランニングの場合は『腰高』がよく言われるので、間違った意識をしやすいのかな？

頭から糸に吊られたような真っ直ぐ体幹を意識を持つことは大事ですが、腰が浮いてしまっては駄目で、ちゃんと背骨を据えて肩が下がって重心が低い状態にしなければならないのです。

言葉にするの難しいのですが、

とにかく私は、膝や足裏に負荷がかかりにくいランニングフォームを、理解出来たのです。

やっぱり『体幹』が大事。

そして体幹を『据える』ことは、もっと大事。

足に力が入っているうちは、まだ体幹が充分に使えていないということだったのであります。

これで身体の使い方は分かった。

後は、左に歪んだ骨格をどう矯正しながらフォームを整えるかでありますが、これについては策があります。

恐らく、これを活用したら、姿勢を矯正しつつ、LSDとウォーキングの間の、いいとこ取りの練習が出来ると考えています。

長くなったので、次回に続く。

古武術に学ぶ