富士山に登ってみたい、と思ってから何年たったでしょうか、、、。 前々から、一生に一度は登ってみたいと思いつつ、なかなかチャンスがないまま過ぎてしまいました。昔、子供が小さいころは、子供の夏休みにあわせて、毎年、夏に日本に帰っていたのですが、その頃は、まだ子供が小さくて、私一人で富士山に登ってきます、というわけにもいかず、、、。子供も連れて行きたかったけれど、うちの子供たち、みーんな自然派ではないもんで、、、。ここ最近は、日本に帰るのは夏を避けていたので、初心者が富士登山をするには7、8月しかないんですね。それで、今年は、夏に日本に帰ろうかな、ということになって、だったら富士山に登るっきゃない! と決めたのでした。
私は、マラソンも2回、5時間15分、と5時間30分で走ったし、毎朝、ジョギングしてたし、山歩きは得意だったので、富士山ぐらい何ってことはないなあ、と内心おもっていたのでした。一人で日帰りで登ってもいいかな、とおもったのだけれど、まわりの外野がうるさくて、仕方なく完全ガイドさんつきのツアーにはいることにしました。私は、ご来光はそんなに興味がなかったけれど、ツアーに組み込まれているので、1泊山小屋に泊まってご来光も見ることに。。。インターネットでいろいろ調べて、準備万端。それじゃあ、足慣らしのためにマウナロアでも登っておこうか、と 極々、軽~~い気持ちで富士山より高いマウナロア山を登ることにしました。そして、そして、マウナロア登山に関しては、長い,長~~~い話があるのですが、それは次回として。つまりは、高山病にかかってしまったのです。頭は くらっくらっして、ひどい頭痛。歩いていても眠くて眠くて、ヨロヨロ。岩につまずいたり、何てことないところで転んだり。はじめのうちは、前の日、寝不足だからだろう、とおもっていたのですが、後から考えると、これが高山病なのかあーーーと思いいたったわけです。高山病にかかると、頭がボーーーーッとして思考能力、判断能力が無くなるんです。だから、自分が高山病にかかった、という判断もなく、ただただ、ぼーっと歩き続けてしまうんですね。こわいですよ~。
ま、とにかく富士山に登る前に高山病を経験したので、富士山登頂のときには、とにかく慎重に、慎重に。絶対、はじめにペースをあげすぎないように。(体力、脚力に自信があると、これが、すごく難しいんです。ついつい早く登ってしまうので、、、)意識して深呼吸をいっぱいして、のどが乾いてなくても水分をたくさん飲んで。(高山病にかかると、のどが乾いたという感覚も麻痺してしまうので、、、)そのかいもあって、無事、高山病にもかからずに登頂成功!!! そして、8合目まで降りてきて、前の日に泊まった山小屋まで降りて来て、中にはいって休んだ途端、”げげげ~~~~気持ち悪いよ~~~~、なんで~~~???” 山小屋の中であたたまったせいなのか、、、そういえば、前の日、ガイドさんがペルーの5000メートル級の山に登ったとき、山小屋の中があたたかすぎて高山病になった、って言ってたなあ、、、 下りはゆっくり踏みしめて歩いてきたので、そんなにペースがあがったとも思えないのだけど、もっと、ゆっくりゆっくり降りればよかったのかなあ、、、、。後悔、先に立たずで ずーっと下山する間 気持ち悪かったです。
テレビの朝市の撮影で(7月19日放映)元バレーボール選手の益子直美さんと宿も一緒で連なって登っていたのですが、”結構、きついですね~” という感想でした。
お天気は最高! 山小屋で休んでいるときだけ雨が降って、そのお陰で下山道の砂埃もなく快適でした。
富士山は、遭難しようがないほど人がいっぱいいるし、山小屋もたくさんあって、トイレまで完備されてて、これって どうなんだろう、、、、、と思うけれど、でも、やっぱり日本一の山で、下から眺める姿は美しく、神聖なものを感じます。登ってみて良かったと思います。そのうち、噴火して登れなくなっちゃうかもしれないし!? でも、あの自衛隊の演習音だけは、どうにかしてほしいですね。平日は毎日、ドドーーン、ドドーーーンと鳴ってるそうですよ。始め、雷かと思いました。
途中で会った77歳のおじいさん(とは言えない程、颯爽と登っていらっしゃいましたが)は、なんと今回で453回目!!!の登頂だそうですが。 私は、1回で良いと思いますが、一度は登ってみるといいですよ~~~