おそらく美術館などで一度はご覧になったことがあると思うのですが
日本の伝統的な焼物(うつわ)の修繕方法のことです。
私たちの普通の感覚だと、うつわを割ってしまったら
どんなに気に入っていたものでもそこで諦めてしまうと思うのです
割れや欠けを長所として見る
偶然が織りなす美しさを楽しむ
という考え方なのです。
うつわの欠けたり割れた部分に漆やパテで補修し金を装飾する。
そうすることで完全だった元のカタチとは
また違った良さ、景色が見えてくるのです。
「衛藤」でもいくつか金継ぎを施したうつわが使われています。
どのうつわも、これからも愛情を持って使い続けていきたいと思います。