出典 余計な一言




ヘルパーをしていた頃、

元校長先生で、保護司をされていたご利用者がいらっしゃいました。

紳士で博識多才な方でした。

私の失敗を、「次から気をつけて下されば構いません。」と仰り、それでも会社に報告をしなくてはならない失敗でした。

会社には報告したのですが、

その方から言われた言葉は、

「余計な事は言わないほうが良い場合があります。」でした。


時と場合によるものですが、

そのご利用者の言葉は心に残りました。


業務での失態は報告義務がありますので、表題とは少しニュアンスが異なりますが、

「余計な一言」を言う人間は実に多いと思います。

「偉い(と勘違いしている)」政治家や社会的地位のある人間のパワハラ発言もそうですし、

同僚の心ない言葉(恐らく自分が言われれば腹が立つだろう言葉)もそうです。


その一言がなければ「ヘンなドラマは始まらない」のに・・・です。

平均的に、自分が発したその余計な一言で沈没するようです。


意識して改められる内はまだ関係性の破綻という最終回にはならないでしょうが、自分の事は見えないものです。


私は、「言ってはならない言葉」満載を受けて育ちました。


言われたほうは忘れないものです。