酔いなんて一気にぶっ飛んで…

驚いて飛び起きた…






すると……









「大丈夫、大丈夫。俺に任せれば。」






「え…」







バサッと布団を取られ…

自分が全裸だと言うことに気付いた…









「サトシって言うんだろ?」






「え…」






「店で言ってたから。」








そう言いながらバスタオルを外した彼が

俺のモノを手で掴んだ…








「っ、おいっ!やめろっ!」







「あぁ、手じゃなくてこっちね。」







そう言って彼が俺のを……








「っ、!!!」










男に...咥えられる衝撃って言ったら…









「…っ、…はっ…!」







それがまた……めちゃくちゃ良かった…。
















シャー……







「…なに思い出してんだ…」









ハッキリ言って、それからの記憶は…

もう今となれば曖昧…








でも……後にも先にも……あんなウケは…

他には居なかった…









とにかく…カズの身体は柔軟で…







透き通るような白さで…








男なのか…女なのか…最中は脳が混乱して…








変になっていた…









それなのに…自分の体は正直で…









終わった時には……頭も体もボーッとしてて…








これは一体なんだったんだって……









衝撃を受けて暫く動けなかったのを

覚えている…








その後の事は正直…覚えていない。










どんな言葉を交わしたのか…







どんな風に別れたのか…








ただ……セックスをする前に見た…








子どもみたいな顔をした…

真っ白な姿だけが鮮明に覚えていた…









そして、その後…カズの噂を耳にした。









カズは……男をそっちの世界へ導く…

天才だと言われていたことを。







 







ガチャ…






ビクッ!







振り返ると…







「……いい…?」






「…うん。」






準備を済ませ…突っ立ったままだった俺…







翔が痺れを切らせて入ってきた…











「お湯…浸かろう。」







「え?」







「…いいから…」








翔に連れられ…お湯の中へ…







二人で引っ付いてお湯に浸かると……












「…さっきは…あんなこと言ってごめん…」






「え…」







「…もう…こういうのはやめようって

思ってたのに…」







「翔…」









翔が後ろから俺を抱きしめ…肩に頭を置いた…









「…過去のことに…嫉妬とか……

もういい加減やめないと…」







「…まぁ……過去は変えられないからな…」







「…ぅん。」







「んふふ…」






パシャ…






俺は…体の向きを変えた…








「…智…くん…」






翔の体に…跨がった…。