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「…なんでも…」






「なんでもは困るんだよ。なに系がいい?

アクション?アニメ?SF?」






「えっと……」






「あと何あったっけなぁ……あっ!」






ドキッ!





「え…」





「…コメディ!?」






っ、なわけない!!






この雰囲気なら……







「…恋愛…っぽいのは…」






「あぁ、そう言うのはない!」





「えっ!」






「恋愛系は……エロしかない。」





「ブッ!」






それって恋愛って言う!?







「んふふ…エロはいらねぇな。」





「えっ…」






「そんなの観なくったって

こっちはいつでもエロスイッチ入るからな!」





ドキッ!









…ぴちゅ…ぴちゅ…







いきなりだった…。






そんなに突然スイッチって入りますか?






もっとムードとか…そう言うの……








…ぴちゅ。







「…ほらな。櫻井のスイッチ入っただろ?

んふふ。」






「っ、!!」







勝手に…入れないでっ!!







「…櫻井…」






ドキドキ…






もしかして…このまま……









「あ!ホラーか!?」






「っ、!!」






もう!映画よりこっち!







ドスッ…!






「わ!」






大野くんのこと…押し倒していた…。









「…櫻井…」






「大野くんのスイッチは…まだ入ってない?」






ドキドキ…







「んふふ…そんなの昨日から入ってるよ…」






「えっ…」






グイッ!





あっ!






首を掴まれた…







ぴちゅ…ぴちゅ…






…くちゅ…くちゅ…








…嬉しい…






昨日から…こんなこと

考えてくれてたってことだよね…







俺と…こんなことしたいって……








「あ!」




ドキッ!




「えっ…」






「これ以上は…」





…え?







「映画~映画~」






…嘘…でしょ?








「俺のお勧めでいいだろ?」







そう言って大野くんの気持ちは…

映画へと向いてしまった…。
















「…ううっ…」






「ほら…鼻水出てるから…

ティッシュ…んふふ。」






「っ、!嘘!」






「んふふ…冗談だよ。」







「もぉ!…でもこれ…

凄くよかった…感動した…」






「……。」







「大野くんのお勧めは間違いないね…

ズズッ。」






「……。」






…あれ?






鼻水を拭いて振り向くと…









「もう限界…」






「えっ…」






「…見て…俺の…」






「っ、!?」







見ると…大野くんの股間が

大きく膨らんでいた!








「嘘でしょ!?」






「痛い!脱ぐ!」






「え?抜く!?」







「バカっ!んはは!」






「え?え?」







「…ほら…もう映画タイムは終わり…」







ドキッ!







大野くんが…上の服を脱いだ…!







ドキドキ…







「櫻井も…」







服を掴まれ…上げられた…







ドキドキ…








「俺…体冷えたかも…」






「え!」






「布団に入る!」






ドキッ!







そう言って大野くんが

あっという間にパンツ一枚になって

布団に入った…。