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まさか自分から…
こんな格好をするなんて思ってもみなかった。
でも……最初の格好も…
大野くんの上に乗った時も…
自分の格好より…どれも大野くんの姿が…
頭から離れなかった…。
【雄】の大野くん……
それが…たまらなく……興奮した…。
四つん這いになって…
後ろから大野くんに……
この後のことを想像しただけで…俺は……
…あぁ、俺は…二度と女の人と
セックスできないだろうな…って思った。
きっとこの先…俺は…
相葉くんや二宮くんたちと
同じ思いをするんだろう…
そして……大野くん…
あなたも………。
俺は大野くんに後ろから突かれながら…
興奮と快感を味わい…
そして…大野くんを見えない鎖で
縛りけることになるんだと……
俺の中には…【後悔】の思いは全くなかった…
むしろ……大野くんが…
一生俺のものでいることに…喜びを感じていた…
大野くんは……俺のものだ…!
例え結ばれない運命だとしても…!
俺は死ぬまであなたを思い続ける…
だからあなたも…俺を死ぬまで…!!!
「っ、…あぁーっ!…!!!」
激しく大野くんに体を揺さぶられ…
俺は…そのまま意識を失った…。
O
「…っ、!!!」
最後の最後まで…櫻井くんの中に…
「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
櫻井くんの体が…バタッとベッドに…
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
そして…その勢いで俺のが
櫻井くんから出てきた……
ブルンッ!!
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
イったのに…まだ………
とうとう……櫻井くんと…セックスした…
「…はぁ…はぁ…はぁ」
不思議で……まだ頭が混乱している…
これが…男同士のセックスだったとは……
「…はぁ…はぁ………」
ゴムを処理して…眠ってしまった
櫻井くんの体を仰向けに寝かせた。
「…櫻井くんも…ちゃんとイってた…」
櫻井くんの体を綺麗にして……
まじまじと眺めた…。
こんなに愛おしい人を…
俺は……
ちゃんと手放してあげられるんだろうか…
櫻井くんがいない人生なんて…
想像すらしたことがない……
前の生活に戻るだけなのに…
そんな簡単なことなのに…
本当に…俺は………
「…しょぉ…くん……」
ポタリ…と櫻井くんの胸に涙が落ちた…
慌てて指で拭うと…
「……智くん…?」
ドキッ!
櫻井くんが…目を開けた…。