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…モグモグ…





…ドキドキ…





あーんってしてもらって…





しかも間接白滝…






大野くんって…平気でこういうこと

できちゃう人なんだなぁ…









「…独占欲強いのって…イヤだったりする?」





「…ん?」







「…例えば…俺が嫉妬深くて…

束縛したりわがまま言ったり…」






「……イヤもなにもないけど。」






「え?」






「そんなこと経験ないから答えられねぇ。」






「っ、!」







「……俺には…欲そのものがないから

想像もつかないし。」







「…大野くん…」







「あ、おでん欲はあるな。んふふ。」






「っ、おでん欲って…食欲でしょ?ふっ。」







「……そう考えたら…

櫻井くんとはわけ合えるな。」






「え?」






「こんな風に一緒にわけ合って…

一緒に味わって…美味しいなって

気持ちになれる…」







「っ、大野くん…」








「……櫻井くんは…不思議な人だな…」






「えっ…」






「……あれ…」






「…大野くん…?」








大野くんが…うつ向いた…








「どうしたの?」








「…なんだ…」






「え?なに?」







大野くんが手を…






股間に…!!!









「…あれ…あれ…」







っ、大野くんが…パンツの上から

股間をまさぐってる!!!








「ど…ど…どうしたの…!」








「…かたい…」






「え!?」







大野くんが…股間を触りながら

こっちを向いた…







「…こんなかたいの…初めて…」






「っ、!!!」







もしかして…勃起してるの!?






なんでー!?









「…どうしよう……ねぇ…櫻井くん…」






「ちょ、ちょ、…一旦落ち着こう!」






「…ぅん…」








「か…かたくなるのも…初めてなの?」








「…気付いたのは…初めて……

ピクッてなったから…あれって思って…

そしたら……んっ…」








「っ、!?!?!?」







待って…!






大野くん…感じてる!? 







自分で触って…気持ちよくなってる!?










「……なにこれ…」






「っ、…どうする?」






「えっ…」







「きっと…それって……」







「なに…」







「このまま……初めての……自慰…」






「…?」






「…精通…」






「…??」







「あーもぉ!!出しなよ!

このまま気持ちよくして出したらいいよ!!」







「…っ、…これが…」







「そう!これがだよ!

気持ちよくなれるやつ!」







「…嘘……これが…」








「…っ、…貸して!」







「か、…貸してって!?!?!?」







俺はパンツの中に手を突っ込んだ…!








「っ、あぁー!!!」








大野くんが…驚いた顔で

叫びながら俺を見た…。