わたしは家事が苦手です。
特にお洗濯が苦手で、すぐ遅れがちになります。
お茶碗洗いも大の苦手でしたが、
食洗機のおかげで溜めずにすんでます。
お料理もやっと最近、好きになってきたところです。
家事が苦手な原因は、たぶん母からの刷り込み。
母は中学生の頃に家事全般をしないといけなかった時期があるらしく、それがたまらなく嫌だったようです。
それで、自分の子どもには家事をさせないと決めたそうで、
親から独立したら家事を一生しないといけないんだから、
親元にいる間はやらなくて良いとよく言っていました。
でも母は、仕事もしていて、家事を一人で全部するのは大変だったんだと思います。
いつも、不機嫌そうな顔で、ぶつぶつとその日あった嫌なことを反芻しながら、家事をしていました。
わたしは本当に、全部母にやってもらって、
滅多にお手伝いもせず好きに過ごしていたのに、
なぜか家事はすごく大変でイヤなもの、というイメージだけが染みついてしまいました。
そんなわたしが、結婚して子どもを産み、家事の大部分を担うようになりました。
そうしたらどうなったか。
独身の頃や新婚の頃と違って、お洗濯もお茶碗も数が多くてなかなか終わらない。
しかも子どもが宿題を教えてと言ってきたり、
子ども同士の喧嘩の仲裁をしたりで、
すぐに中断するから余計に時間がかかる。
日中は仕事をしてるから、お掃除のタイミングもうまくつかめず、部屋がどんどん埃だらけになる。
もともと時間の段取りが上手じゃないからなおさら。
それで、イライラして、なんでわたしだけがこんなにやらないといけないの!? という気持ちになり
子どもに言っても仕方ないから、帰りが遅く朝も遅く、家事育児をほとんどやらない夫に対して、
役立たずだな!!
って腹を立てていました。
末っ子が生まれてからは特に。
夫の不倫が起きてしまった一因は、
そういうことの積み重ねにも大いにあったんだと思います。
なので不倫発覚直後のサレラリ期には、
家事をニコニコ完璧にこなそうと努力してました(←やったら駄目なやつ)。
今は、
サレラリ期から怒りの大爆発を経て、
落ち着いて現実を受け入れられるところまで
回復しました。
そしてようやく、
苦手な家事も機嫌良く楽しくやり、
子どもの思い出にはニコニコ母ちゃんを残してあげたい。
そういう、雰囲気の良い家庭をつくろうと、前向きにQOL向上に取り組んでます。
そんな毎日の中で見つけた動画がこれです。
質問者の方のお母さまと母が重なり、とても共感しました。
そして大愚和尚の処方箋がすごく響きました。
大愚和尚が理想とする「究極の日常」とは、
同じことの繰り返しの中に、深まりと、高まりと、喜びと、楽しみと、新鮮さ。
同じことをやっているのに、毎日違った発見がある。
同じことの繰り返しの中に、毎日少しずつ自分の進化がある。
というものでした。
素直に、本当そうだな。と思いました。
ただいろんなことに感謝するだけじゃなく、「今、ここ」を大切に、丁寧に暮らしていきたいです。
何年も前の動画ですが最近おすすめ動画にあがっていて、今回視聴できたこと嬉しいです。
ありがとうございます。
ところで、
動画のコメント欄にどなたかが、映画「パーフェクトデイズ」を挙げておられ、興味を持ちました。
もう上映おわりかけなので、動画配信が始まってからになるかもしれませんが、観てみたいです。
あと、個人的には、以前みた映画「日日是好日」にも通じるところがあると感じました。
おすすめです。