いつもお世話になっている、大愚和尚の一問一答です。
今日のテーマは
「怨みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに、怨みはやむことがない」
ご相談は、夫に不倫されて離婚した方からのものでした。
元夫が不倫相手と再婚してマンションを買ったと知り、怨み嫉みの気持ちでいっぱいになってしまったという内容。
相談者さまのお気持ち、お察しします。
その上で、和尚様の次の言葉に深く納得しました。
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「ものすごく怖いですよね。
愛情が恨みに変わった時のこの怖さ、
元夫が好きという愛情でもなく、恨みが。
この恨みの原動力が何かと言うと、
元夫への愛情や未練ではなく、
〝この私目を、こんなにも辱めた〟という、
自分を傷つけられたことに対する怒りなんです。」
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これこそが、わたしがかつて抱えていた生きづらさの真実だと思いました。
自分を傷つけているのは、自分。
そのことが腑に落ちるようになってから、感情に振り回されることが減り、
よく言われる「自分を大切にしましょう」の意味もわかりました。
今回の動画の中で和尚様は相談者の幸せを願って、あえてとても厳しいことを言われていて、
不倫発覚直後の弱っていた時のわたしだったら、とても受け止められなかったと思います。
時間が経ったのもあります。
サレ妻歴が長くなり慣れてしまったのもあると思います。
だけど、夫は変えられない、変えられるのは自分だけと思い、努力してきました。
だからこそ、今はこの動画を、痛みはありつつも本当にその通りだなあと、受け入れられるようになったんだと思います。
生きて、こうして少しずつ進歩していることの喜び、そして今感じているこの安心感は、
夫の不倫が起きる前のわたし、不倫発覚直後のわたしには、わからなかったことです。
不倫に感謝とかは、できませんけど、あのきっかけがなければ、今日のわたしはなかったな。
と思います。
そのことに改めて気がつかせていただき、感謝です。