いつもお世話になっている、大愚和尚の一問一答です。

今日のテーマは

「怨みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに、怨みはやむことがない」





ご相談は、夫に不倫されて離婚した方からのものでした。

元夫が不倫相手と再婚してマンションを買ったと知り、怨み嫉みの気持ちでいっぱいになってしまったという内容。


相談者さまのお気持ち、お察しします。

その上で、和尚様の次の言葉に深く納得しました。


***


「ものすごく怖いですよね。

愛情が恨みに変わった時のこの怖さ、

元夫が好きという愛情でもなく、恨みが。


この恨みの原動力が何かと言うと、

元夫への愛情や未練ではなく、

〝この私目を、こんなにも辱めた〟という、

自分を傷つけられたことに対する怒りなんです。」


***


これこそが、わたしがかつて抱えていた生きづらさの真実だと思いました。

自分を傷つけているのは、自分。

そのことが腑に落ちるようになってから、感情に振り回されることが減り、

よく言われる「自分を大切にしましょう」の意味もわかりました。


今回の動画の中で和尚様は相談者の幸せを願って、あえてとても厳しいことを言われていて、

不倫発覚直後の弱っていた時のわたしだったら、とても受け止められなかったと思います。


時間が経ったのもあります。

サレ妻歴が長くなり慣れてしまったのもあると思います。

だけど、夫は変えられない、変えられるのは自分だけと思い、努力してきました。


だからこそ、今はこの動画を、痛みはありつつも本当にその通りだなあと、受け入れられるようになったんだと思います。


生きて、こうして少しずつ進歩していることの喜び、そして今感じているこの安心感は、

夫の不倫が起きる前のわたし、不倫発覚直後のわたしには、わからなかったことです。


不倫に感謝とかは、できませんけど、あのきっかけがなければ、今日のわたしはなかったな。

と思います。


そのことに改めて気がつかせていただき、感謝です。