数か月では見えない変化も年単位で見るとわかることがある。

今回はエコー検診の診断書3年の変遷を紹介する。

肝臓のカタチがはっきり変わっていく様がわかると思う。

肝硬変は治らないというけれど、肝臓そのものは変えていけるのだと思う。

 

 

【2020年秋(静脈瘤破裂直後)】

・SWE値(肝臓の硬さ→正常は1.3以下で1.7以上で肝硬変の疑いという値)→4.3m/s

・γGTP→500~400 ・肝臓の形→右葉がかなり萎縮(正常なグレーに対して、黒の実線)

・胃壁異常(肥厚)・脾腫軽度

【2021年春】

・SWE値→4.1

・γGTP→329 ・肝臓の形→右葉の萎縮ほぼ変わらず

・胃壁異常が消える・脾腫軽度は残る

【2022春】

・SWE値→3.7

・γGTP→259 ・肝臓の形→右葉がぼこぼこしながら萎縮が減る

・脾腫が消える

【2022秋】

・SWE値→3.0

・γGTP→225 ・肝臓の形→右葉がぼこぼこしながら萎縮が減る

【2023春】

・SWE値→2.9

・γGTP→163 ・肝臓の形→右葉中心にさらに萎縮が減る

【2023冬】

・SWE値→2.4

・γGTP→116 ・肝臓の形→右葉中心にさらに萎縮が減る

 

胃壁異常→半年で消失

脾腫→1年半で消失

このころからγは300台を切り始め、肝臓の硬さとシルエットにも変化が。

半年くらいでは単なる誤差かもしれないくらいの変化だが、

3年分を並べてみるとはっきりわかる。

肝臓が柔らかくなっていくにつれ、萎縮していた部分がもとに戻ろうとあがいているみたいだ。

そして2023年の肝臓のシルエットは、2020年とはまるで別物だ。

 

ロートルであっても復元力が尽きたわけではない。

生活の中の地味な努力の積み重ねで体は再生できることを、なんとかこの身で示したいと思うのだが、

問題は数日後のエコー検診なんだよねぇ。

 

怖い怖い。