【γ-GTP、506ですと!】
入院3日目の朝、若手のドクターがやってきた。
「makn-maknさん、血液検査の結果です。やっぱり数値、悪いですね」
どれどれ。と手に取る。
うわっ本当に悪いな。
前回の胃潰瘍の吐血で、血液検査の数値は何度もみてきたから、だいたいのことはわかる。
ASTが210(基準値13~33)、γ-GTPが506(基準値10~47)ですと!?
T-BILも救急室では1.9程度(基準値0.3~1.2)だが、翌日は2.8に跳ねあがっている。
自分のこんな検査数値、はじめてみたよ。
※ちなみに、この時は知らなかったのだが、その日にはかったT-BILは3.9
前回の胃潰瘍での吐血の時は、肝臓の数値はこんなひどいものじゃなかった。
※退院後に見返してみると、救急搬送直後の血液検査では
・T-BIL→1.4
・AST →39
・ALT →17
・ALB →4.0
だったのだ。
【肝臓専門医は、酒飲みが嫌い】
ああ、自分はやっぱり肝硬変なのだな。
血液もそういってるじゃないか。
そう思っているところに、ドクターの一言。
「やっぱり、お酒、やめましょうね。
そもそも肝臓専門医は、アルコール性の肝臓病患者を嫌がる人が多いです。
それと最後の砦ともいえる生体肝移植も、飲んでる人は
まず受けられるチャンスが無いと思っておいてください」だと。
はい、わかってます。
自分と家族で決めたんだから、絶対に守って見せますよ。
それにしても、この病院は基幹病院だから、急性期と高度医療しか扱わない。
退院後の主治医探しは大問題になりそうだ。
なにせ、おつきあいいただく期間が長いのだから。
また悩みがひとつ増えたよ。