177 若年性認知症 | 「傍」を「楽」にするためのちょっとした実録

「傍」を「楽」にするためのちょっとした実録

“はたらく質問家”
“はたらくコーチ”まっきゅによる
「傍」(周り)を「楽」にしていく実践や行動をゆる~く記録していきます。

まっきゅです。



今日はテレビの特集で、

友達が勤務している施設がテレビに出演する、と

連絡を受けたので観ることにしました。



特集内容は

「若年性認知症」。



名前はよく聞く。



認知症というと

高齢者(65歳以上)がパッと思いうかべる方もいると思いますが、

若年性認知症というのは64歳以下の現役世代の方が認知症を患ってしまうこと。



取材を受けていた施設は、

目黒区にある全国で唯一の若年性認知症の多岐にわたる相談窓口となっている場所です。



最初はその友達探しをしていたのですが…

内容やドキュメンタリーに目が釘付けになってしまい、

じっくりじっくり、

考えさせられながら食い入るように観てしまいました。



若年性認知症は原因不明であり、

突然に発症します。



昨日まで普通に働いていた人が、

急に仕事のミスが増えたり、


普段できていたことが

普段どおり出来なくなったり、



周囲が

「あれ?」

と思うことが増えてきたら要注意だそう。



そのドキュメンタリーで

出演していた夫婦(夫が発症)は


毎日、奥さんや子ども達が協力して

介護にあたっていました。


夫は東大卒のエリートだったみたいです。


すごいなぁと思ったのは、

その奥さんの考え方。


「何で、何でと思ってばかりでも仕方ない。

まだ出来ていることに目を向けてあげて、

家族の一員としていてもらいたい。」


こんな風に思い至るまで、

いろいろな紆余曲折があったかと思います。


現実と向き合い、

認知症になっても

人として認めてあげる…


長い間一緒に歩んできた家族だからこそ、

大事にしていきたい絆や愛。


うまく説明できないけど、

自分だったらどうだろう?

同じようなことを考えられるだろうか?


自問自答しても

答えられないです。



介護業界で働く身としては、

激しく考えさせられた、

ひどく震えた、

正直せつなさを覚えた内容。



今日も読んでいただきありがとうございました。