ニュースでご存知の方もいると思いますが

NHKニュースより転載
NHKNEWSWEB 



日本郵便株式会社は13日、
長野県小諸市の簡易郵便局の元局長が、
「金を預ければ高い利息が付く」などと言って
10年ほどの間におよそ180人の顧客からあわせて
8億9000万円をだまし取っていたと発表しました。
日本郵便は詐欺の疑いで、警察に告発する方針です。
日本郵便株式会社によりますと、
小諸市にあった諸簡易郵便局の
南澤まち子元局長(66)は、
「100万円預ければ1割の利息が付く」などと言って、
顧客から100万円をだまし取ったとして、ことし4月、
局長を解任されました。
日本郵便では、元局長がほかにも複数の顧客から
現金をだまし取ったと話したため、さらに調査を進めた結果、
この10年ほどの間におよそ180人の顧客からあわせて
8億9000万円をだまし取っていたことがわかったと、
13日発表しました。
日本郵便によりますと、
元局長は、郵便局の窓口で顧客に預かり証をわたして信用させ、
金は借金の返済や車の購入などに充てたと話しているということです。
日本郵便は、今後、被害者への補償を進めるとともに、
詐欺の疑いで元局長を警察に告発する方針です。



信濃毎日新聞WEBより転載
信濃毎日新聞Web 



小諸市諸の諸簡易郵便局長だった60代女性が、
架空の高利回りの投資などを持ち掛けて
利用者1人から100万円をだまし取ったとされる問題で
同様の被害を訴える人が少なくとも同市内外に約30人いることが
15日、分かった。
約30人は「被害者の会」を結成し、
同日、小諸市で集会を開いて日本郵便(東京)の代理人弁護士2人の説明を聞いた。
非公開の集会後、取材に応じた木下和博弁護士(東京)は、
元局長による問題の行為は10年以上続いたとみられ、
被害者は同会以外にもいると説明。
被害総額は「億円単位に上る」とした。

日本郵便信越支社(長野市)は4月、
元局長が100万円をだまし取った疑いがあると発表。
元局長への業務委託契約を解除して同簡易郵便局を閉鎖し、調査していた。

日本郵便側は7月末に被害者に文書を送り、
認定した被害額の5割相当を補償金額として支払うことを提案。
被害者の会側は納得せず、集会に弁護士を呼んだ。
会員25人が出席した。

出席者らによると、
木下弁護士らは元局長が帳簿などを残しておらずに証拠が乏しいとした上で、
早期に被害の補償をしたいとの日本郵便の要望で5割相当の補償を提案したと説明。
「非常に金利が高く、(元局長は)預かり証しか出していないなど、
通常の銀行の取引とはだいぶ変わったところがある」などとし、
被害者側にも過失があるとの認識を示した。

5割の補償にとどめる理由について、
木下弁護士らは「お客さまの過失相殺も考慮し、
会社の経営判断をベースに考えると、できるのはここまで」と説明。
また、日本郵便の代表者による謝罪、説明の要求には「検討する」と答えた。

出席した小諸市内の60代女性は、
元局長に「3カ月か半年で1割の利子が付く」と誘われ、
5回で計約1700万円を渡したという。
「老後の医療費や生活費に蓄えた大事なお金。
5割の補償では承諾できない」と話した。
約600万円を渡したとする別の女性は
「営業時間内に窓口でだまされ、
私たちにも落ち度があるというのは納得できない」と
憤っていた。

同会によると、会員約30人のうち既に数人は
日本郵便からの補償の提案を受け入れた。
日本郵便信越支社は15日の取材に
「警察とも相談しながら、今後の対応を慎重に検討している」と話した。



少し前に
映画「紙の月」



で宮沢りえさんが顧客をだましていく
銀行員の役をやっていましたが(ドラマは原田知世さん)
まさかこんな近くでこんなに大きい被害が出ているとは!

小諸の諸という郵便局のようです。

小諸に住む義両親は被害に合っていませんでしたが
田舎の簡易郵便局ならではの事件(詐欺)ですよね。。。
長くやっているおばちゃんを信用して預けてしまったのだと思います。

とっても他人事とは思えません。
でも8億も使うってすごくないですか?

ほんとびっくりなニュースでした。



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