アガリスクエンターテイメント『卒業式、実行』
いやぁ最高ーにおもしろかったぁ(≧∇≦)!
実は開演時間を開場時間と勘違いしてて着いた時には満席Σ(゚д゚lll) でも空いてるところが最前列しかない、っていう嬉しい奇跡(..›ᴗ‹..) 確かにこういう状況でもない限り自らこの席に行かないかも💦(笑)
こんなに近くで芝居観るのは初めてー(≧∇≦)座席座ってつま先に舞台が当たる近さ!高さ15センチ程の舞台なので手を伸ばせば役者に当たってしまう程の間近で観れる迫力!!
今回はドタバタコメディなのでなおさら 役者が動く度に風を感じるし、宙に舞った〝式次第〟がふわふわっと膝に当たりそうになってドキッとしたー(≧∇≦) (〝前田先生〟が瞬時に反応してしっかりキャッチしてましたが(^ ^))
最前列、病みつきになりそー(笑)
さてお話は・・・
卒業式の舞台裏を描いたバックステージコメディ!
【自主自立を重んじ、生徒が主体となって企画運営してきた卒業式。ところが突如『国旗掲揚・国歌斉唱』実施の職務命令が学校に下り、プログラムに入れる入れないで教師側と生徒側が真っ向対立!!結局決まらないまま式当日を迎え、ついには始まってしまい・・・。政治思想の強い保護者や自主自立に思い入れの強いOBも介入しての大混乱!さてどうなる!?】
2015年に公演した『紅白旗合戦』の題材をモチーフにしつつ、よりコメディを目指したー!とのことで、、、、
うーん、あの作品と同じ題材かー、と実は正直杞憂もあってσ(^_^;)、、、、
アガリスク大ファンなのでもちろんこの『紅白旗合戦』も楽しく拝見したのですが、他作品と比べると程々に感じた題材だったのでσ(^_^;)。。。
でも僕が参考にしてる劇レビューしてる方のブログ拝見してたら、めっちゃたのしそー!!(笑) 俄然楽しみに!(単純(笑))
そしていざ劇場へ!
劇場に着いてまず受付で渡された〝卒業式しおり〟と座席に置いてあった〝卒業式しおり〟にウケた(笑)。劇中にも出てくる代物で、国旗国歌有り派仕様と無し派仕様の2バージョン(笑)(≧∇≦)!
この渡され方も芝居とリンクしていて、その意図が劇中で明らかになるのも面白い(笑)。
いざ芝居が始まり、観終わってみて・・・
いやぁ笑った笑った!!そしてちょっと胸が熱くなった!!物語が進む中で見えてくる事情も相まって〝有り派〟〝無し派〟どっちの気持ちもよーく分かるっ(>_<)!!
登場人物みーんな魅力的なキャラで、あんなに我が強く強引な人たちばっかなのにそれぞれに一生懸命で嫌味がなく 人物設定はさすがです!!
物語全般もおもしろい!だけじゃない!苦々しく、清々しく、そしてヒロインの憧れの先輩への想いも甘酸っぱく、、
いろんな感情が押し寄せてきましたぁー✨✨
余談ですが僕は幼稚園教諭!我が園ももうすぐ卒園式で、、、、って比べるものではないほど全くもって形相は違うんですけど(笑) 子ども達の為 精一杯思いっきり送り出してやろうと!!!感慨深くなっちゃいました(笑)
【★以下だいぶネタバレ含みますのでご注意ください】
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榎並夕起ちゃんはほんっっっっと可愛い😍先輩に恋してるうっとり表情にうっとり(笑)
津和野さんの相変わらずキレッキレのツッコミやあの雰囲気はやっぱ好きですねー。
沈さんは今回怠惰すぎる役でしたが(笑)中田先生にはしおらしく、なんかすっごい可愛かった💕
淺越さんは今回出番少なく個人的には〝大いに屁理屈って欲しい(造語(笑))1人〟なのですが、、、、ま、それでもあのキャラも良かったですね✨『ミュージシャン』って言葉に頼りすぎなストーリー展開ですが(笑)そこがまた面白い。
熊谷さんはこれまた相変わらずかっこいい!!〝国旗国歌有り派〟は結構チーム感があるのに対し、〝無し派〟も結構いるものの主張の根底がみんな違うから熊谷さんと同じ温度差ではないってのも面白いとこでした(笑)。最後の方熊谷さんの目にほんの少し見えるキラッと光るものを見て胸が熱くなり、最前列だからこその特権かな(^ ^)なんて思いながらも、役柄としての〝この子〟に見られた心の変化にも感動しました✨
友里子先生も良かったなぁ(..›ᴗ‹..)
ってか字がうまい!!あの雑踏とした中で劇中に実際にあんなうまい式次第が書けることがもうすごい!! それにお召し物も清楚でステキだったぁ✨ ストーリー上結構かわいそうな立ち位置ですが(笑)とっても素直で一生懸命な先生で とっても可愛らしい人。生徒にからかわれやすくも慕われてるんだろうなぁ、なんて思ったり( ᵕ·̮ᵕ )♡
そして中田先生・・・
初めて見た役者さんでしたが、なんだろ、あの妙な安堵感あるオーラ(笑)!!あの人が出てくるだけでなんとかしてくれそうな絶大なる信頼感がありつつ、なんとかしてくれない(笑)。。。 ま、最終的には先生の言葉あってこその展開もあり、ステキなステキな存在感でした(^ ^)
生徒側の1番の敵でもある校長も、ただの強制ではないその真意が明らかになった時、いっちばん生徒を思いいっちばん学校を思う いち教師であり だからこそ他の職員もついてきたのではないかーなんて思ったらめっちゃかっこよく、、、、確かにもみあげは剃らせたくないな、と(笑)。
そして鹿島さん♡!!、、、もっとあの先生のバックボーンが知りたくなりましたねー(≧∇≦)
実は在校生で当時は狂犬と呼ばれるほど自主自立にこだわっていたその人が、教師として学校に忠誠心を持つに至ったその背景には、やはり自分の反対運動?で左遷された先生の事件がずーっと引っかかっていたのかなぁ、と。。。今度こそ、校長は救わなければ、、、、みたいな? 勝手に美しく推測して、鹿島先生の思いを考えると勝手にグッときてました( ᵕ·̮ᵕ )♡
(余談ですが三谷作品『12人の優しい日本人』にも、自分の1票で死刑になった被告人の顔が頭から離れず、それ以降頑なに無罪を主張する裁判員がいて、、、、そんなのも頭によぎって鹿島先生を見ていたのは・・・多分俺だけかな(笑)💦)
特記できてない役者さんもいますが💦 でもでもでも!!みんなみんなキャラが立っていて 群像劇でありながら 全員が欠けることなく魅力的だったのが印象的でした!!
その場しのぎなヒロインユキちゃんも最後にはヒロイン力が発揮されていて ご都合主義な展開なのかもしれないけど、コメディならではの醍醐味だなぁって感じですね(^ ^)
それにこの劇団の何気にすごい見所が
〝リアルに流れる時間の使い方〟!!
『ナイゲン』や『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』では実際に時計が設置されていて、タイムリミットと共に実際の時間と同時に物語が進んで行き、すごく刺激的でした(≧∇≦)!!
今回は時計こそありませんでしたが、「あと○分しかない!!」などの要所要所でのタイムリミットはやっぱ忠実だったんじゃないかなぁ。。
とっても楽しかった!!即効DVD購入予約!!(笑)
そして芝居以外でも嬉しいことが!!
★★★★★★★★
必ず芝居後、スタッフも兼ねてロビーに出てきている役者さん達。身近に感じられるこのひとときが好きなのですが、人見知りな僕はもちろんしゃべれる訳もなく・・・
と思っていたら〝前田友里子さん〟が声をかけてくれてー(≧∇≦)✨
上演台本買ったから 声をかけてくださったようで、めっちゃ有頂天!!僕は突然のことでキョドッてうまく喋れない哀れなおじさんでしたが💦 とても優しい方で短いながらに夢のような時間✨握手までしちゃいましてめっちゃ嬉しいー(..›ᴗ‹..)
思い返せば 台本買った時には鹿島さんにお釣りをもらい(..›ᴗ‹..)
何気に脚本家の冨坂さんに すれ違いざまに「あ、(台本購入)ありがとうございます!!」みたいな直の挨拶に喜ぶ(笑)
もっと思い返せば開演前の受付に塩原さん(只今休団中の役者さん)もいて、、、じろじろ見てしまいまして(笑)ほんとにほんとに色々ラッキーな日でしたー!!
とっても楽しかったです!!