最近はまっている『屁理屈シチュエーションコメディ劇団〝アガリスクエンターテイメント〟』
初めて見たのはyoutubeで『ナイゲン(2013)』
画像は2015年版DVD。(加筆・変更があり、こっちもオススメです(^ ^))
これ楽しかったぁ(≧∇≦)!
人間ドラマも熱い!!
三谷幸喜の舞台『12人の優しい日本人』を感じさせながら(オマージュもあるとは思う(^ ^))
それでいてしっかりオリジナルとして細部まで緻密に練られた青春群像劇!
最初こそ笑いは少ないけど状況説明や人物描写がとても丁寧!
物語が動いたあたりから、
屁理屈の応酬
巧みな伏線回収
シチュエーションの異常さで
事態がどんどんどんどん面白くなって(悪化して(笑))いきます!
熱い正義もあれば、
利己的な正義もある。
嫌な奴もいますが、
立場や利益を考えたらあながち悪い奴とは言い切れなかったり、
かと思えば、完全なる私情で左右されちゃう奴など、、、
くだらない情けないエピソードも満載で、見応え十分!!
舞台演出も好きで、
動画で見ても分かるように、中央を舞台にしてそれを囲むように観客席があります。これ実際に生で観たかったなぁ( ´ ▽ ` )
実際の学校を借りて公演したこともあったようで。。。(≧∇≦)
さらに!!
この作品!劇中の時間の流れと実際の上演時間が連動していて
舞台に時計が設置。〝下校時間まで〟というタイムリミットを観客にも意識させながら進んでいくため、、、、
興奮しちゃう(≧∇≦)(笑)
クライマックスの怒涛のような展開もテンポが良くて大好きっ!!
とっても楽しい作品でした!
【以下ネタバレ。。。】
ただひとつ残念なのは、、、、、
怒涛のクライマックス、あれだけバラバラだったみんなが1つになって『花鳥風月』の演目を煮詰めていく、、、、所が感動なのですが、
当の『花鳥風月』がそんなにみんなとひとつになってる感がない(苦笑)。。。
当人は「こんなに狙って引き受けたとは役所も学校も想像しないだろう」って言ってるし、議長も「もう誰かに押し付けられたものではありません。」って言ってるんだけど、
結構みんなに押し切られたものになってる感が、、、σ(^_^;)
みんなの熱意に「みんなありがとう」みたいなのがあっても良かったかなぁと。。
13人みんなが〝あの会議そのもの〟に達成感があったからこそ 評決一致 という結果なのだと思いますが、
肝心の『花鳥風月』と『どさまわり』が、満足感というよりは妥協って感じで、、、、、
どさまわりもなんかまだ納得してないっぽいし(笑)。。。そこがもうちょっと清々しく終わって欲しかったかなと。。。
でもなんだかんだ好きな作品の1つとなりました!!(^ ^)