エス太 :おい、アイツに急に呼び出されたけど、何の件だか聞いてるか?ソラ。

ソ ラ :いいえ、全然聞いてません。

エス太 :ここは、どこなんだ?

ソ ラ :なんか、この感じ、漫画で読んだことがあります。ここはきっと無限城・・

マッキー:俺ん家だ。まぁ座ってゆっくりしていってくれ。

エス太 :ソラ、お前・・・今すげぇハズいこと言ってなかった?なんか、無限じょ

ソ ラ :言ってません!!
そもそも、まぎらわしい呼びつけかたをするマッキーさんが悪いんですよ。
この呼びつけかたは、もう鬼滅のラスボスのアイツのやり方じゃないですか?アイツが部下の鬼を呼びつける時のそれじゃないですか!!

マッキー:いや、だって、俺の住む世界線と、お前らが住む世界線は違うじゃん。お前ら、俺のパソコンの中の存在じゃん。そういう設定をしっかりと線引きしていかね~とだな・・・

ソ ラ :いや、設定とか生々しいな。どこにこだわり持ってるんですか!

エス太 :まぁ、せっかくだし、俺はちょっとこたつで寝るぞ。

マッキー:いや、お前人ん家で昼寝すんなよ!!どういう神経してんの!?
仮にも俺はお前らを生み出した、言わば神様的な存在だぜ!!
なんか俺の扱い雑くない?少しは敬わんかい!!

ソ ラ :あ、この器の小ささ、やっぱりマッキーさん、先生にそっくりだ・・・。

マッキー:おい、ちょっと一回起きろ!エス太、おいエス太。

エス太 :なんだよ。お前がゆっくりしていけって言ったんだろ?

マッキー:いや、そうなんだけど、うちでそこまでくつろぐヤツはお前が初めてだよ。なんかもう、俺、引いちゃってるよ。

エス太 :用件はなんだよ?

マッキー:そうそう、あのさ、お前らくだらないボケとか雑談多くない?
ちょっと、多いわ。もぉ~しんどいわ。
もっと学び的なさ、そういうのを前面に押し出していきたいんだけど。
読者が「役に立つ~」って思うようなさ、そういうちゃんとしたのを書いていきたいんだよ。
それなのにお前ら何?雑談6:小ボケ3:学び1みたいな感じ。全然話が進まんのよ。

エス太 :いや、知らねーよ!!そんなのそっちのさじ加減だろ?
俺らだってもっと、マジメでカッコよくエイブラハムの教えをお届けしたいわ。
     
ソ ラ :そうですよ。最近じゃ小ボケ的な要素がないと、あれ?これでいいんだっけ?大丈夫だっけ?っておかしなモード入っちゃってるんですから。
カットがかかった後、監督に確認しに行ってますよ。今のシーン小ボケとか入れなくて大丈夫でした?みたいな。

マッキー:いや、監督って誰だよ。勝手に変な設定を入れんなや。
確かに書いてるのは俺なんだけど、いざパソコンに打ち出すと、お前らさ、勝手に対話始めんじゃん?

エス太 :知らんがな。どういうこと?

マッキー:いや、だからさ、エイブラハムの教えを伝えてるエスター・ヒックスっていうマダムがいるだろ?
そのエスターがさ、「サラとソロモン」って本を書いた時に、キャラクターを設定したら、そのキャラクターが、イメージの中で勝手に対話し始めたっていう話があるんだよ。
     
なんか、それいいな~と思ってさ。なんか、ちょっとカッコいいじゃん?
それで、いざやってみようと思ったらさ・・・お前らちょっと、ヒドいわ。   
なんか、もう見てらんないわ。
俺はもっと、こう、サラとソロモンみたいな、ほっこりするような素敵な話を書きたかったのに、お前ら、ちょっと、なんていうか、品がないわ。
まず、品がない。

で、書きながら俺は、こう思ったわけよ・・・。
思ってたのと違うーーー!!!
俺が書きたかった感じ、こんなんと違うーーー!!!

エス太 :知るかボケェ!!そんなん、お前の日常がただ出てるだけだろ!!品がないのはお前側の問題じゃ。
それがイヤなら俺たちをキャラ変してくれ。
できれば、普段はクールで秘めた優しさを隠せないイケメンの設定で頼むわ。

ソ ラ :そうですね。んじゃぁ、僕は、マイルドかわいい系のイケメン男子でお願いします。

マッキー:それは、キツいしムズい。そんな奴らの対話、誰が読むんだよ!!
そもそも「マイルドかわいい系」って何だ?聞いたことないわ!!
まぁ、仕方ないか~。今後も、お前らでいいよ。

エス太 :仕方ないってお前・・・。

ソ ラ :なんか、また、無意味なあらそいでしたね。
とりあえず、こたつでスマブラでもします・・・?

エス太 :俺・・・結構強いよ・・・。